11/05/28 02:12:22.53
大阪は所詮国の後押しがなければ繁栄できない町なのです。それはなぜか? 答は「それが大阪の伝統」だからです。
江戸時代から国の権威を借りて独占権を得て、他を排除してバカでもできる楽商売をやるのが大阪です。
丹波元『大阪力』PHP文庫 p60より
江戸時代の大坂は、それ以前の豊臣秀吉によって大阪城が築城され、町の基礎と成ったものの、
さらなる本格的な町造りというべき、埋め立てによる町域拡大や運河の掘削などは、
徳川期の初代大阪城主である松平忠明の手によって発展発達したものなのだ。
徳川幕府は江戸は政治の中心、大坂は経済の中心と位置づけ、
大坂人と町に、現代では信じられぬほどの数々の優遇措置を講じた。
もちろん松平忠明の力があってのことだが、後には大坂を幕府直轄の天領として、そこに住む人々の租税を免除した。
と同時に特筆すべきは、江戸時代全般に渡る長い期間、大坂商人に株仲間の特権を与えた。
要は様々な商品の流通の中間部である卸業界に、独占権を与えたのだ。
代表的な例が、現代でも半ば独占的に扱われている昆布などがそれだ。