10/07/19 00:43:10
外貨準備高が増える仕組み -外貨準備高とは 介入~不胎化まで
・・・・政府の介入するカネがどこからきてるんだろう?という話だ。答えは介入に際して財務省は
「政府短期証券」という証券を刷って、日銀に引き取らせる。つまり緊急時だから国債発行して
日銀に買わせてるってイメージだ。日銀はその短期証券を買う、財務省には刷りたての円が届く。
財務省はこの円をマーケットで売る(ドルを買う)訳だ。
さあ、もう円高も落ち着いたし一件落着、ではない。今までの流れは日銀が新たに円を発行して、
それがそのままマーケットに流されることを意味している。為替介入って1か月で数十兆円規模で
行うこともあるので、世間に出まわるお金の量が多くなりインフレになってしまう恐れがあるのだ。
だからこの溢れたお金をどうにかしなきゃいけない。そこで日銀の登場だ。
日銀はここで売りオペをする。ようは日銀の保有している国債をマーケットで売り、国債を買う人は
円を日銀に払う、日銀に円が入るって寸法だ。これをやるとアラ不思議、無事円が日銀に回収されて
世間に出まわるお金の量は介入前と同じになる。無事インフレ懸念は解決された。この作業を
不胎化と呼ぶ。
URLリンク(d.hatena.ne.jp)
政府は「外国為替資金特別会計」で「資産」としてアメリカの財務省証券を持ちますが、ドルを買う
円資金は「外国為替証券(通称「為券」といわれる)を発行して日銀あるいは短期国債市場から
調達しているので、「負債」には日銀に対する債務が計上されます。ですから、日本政府の
外貨準備が増えたということは、別に日本が「豊かになった」ことを意味するわけではないのです。
ただ、輸出で得たドルを売った企業は円資金を得ているので、その分は企業の「資産」が増えた
ことになります。もし政府が介入してドルを買い支えなければ、ドル安円高が進み、企業の得る
円資金の額が減っていきます。従って、金融当局が市場介入すること(ここではドル買い)は、
結果的に輸出企業に”補助金”を与えていることに等しいのです。同時に、為替リスクを政府に
転嫁することになります。URLリンク(www.redcruise.com)