09/07/12 18:49:09 wETugPq60
Wiiのタクトオブマジックが面白かった。
以下ストーリーネタバレ。
最初は光の力を継ぐべくして隠されていた王子と、
彼を愛するがためその守護者(絶対服従の部下みたいな位置づけ?)になった少女が
反乱軍の力を借りて闇の帝国に反旗を翻すって王道ストーリーなんだけど、
瀕死の兄を救うために光に背いた途端、
闇に殺されたと思われていた両親が、光の計略で殺されていたことが発覚したり。
ずっと育ててくれた人の優しさが、単に光の王を作るためのうわべのモノだったことが発覚したり。
実はヒロインは光の王を立て国を守るために創られた(本人は知らない)ものだったり。
今まで従ってともに戦ってくれた仲間やヒロインは次々敵として現れ死んでゆく。
主人公には、神や魔法に支配される偽りの平和の世界を棄て、人の手で自分の世界をを築く
という夢と強い意志があったけど、結局彼と少ない仲間の力だけでは世界を変えるどころか
争乱は大きくなるばかり。やむを得ず果てしない戦いを選ぶ。
光を選ぶと主人公は何も知らされることなく王になる。
たった数行の「全部上手くいきました」的なセリフの影に、
色々な犠牲が払われているように思えてもっと怖い。