09/03/20 22:10:14 yBPHBlPDO
突如現れた神(私)。その才能は計り知れないモノだった。
神の絵は誰もが目指すような、細かく描き込まれた、自然な動きのある絵。アナログは勿論、デジタル、立体、2.5次元、何でもこなしてしまう。
ある日、神は日記で小説を書き始めた事を発表する。
神を尊敬する民草Hは自販機のボタンを押しつつ、「神といえども人間だから流石に出来は期待出来ないかな」と思って小説のページを開けた。
なんという事でしょう。
そこには、今まで読んできた携帯小説と比べモノにならない巧みな言葉遣い。
あまりの出来事に民草Hは自販機から、缶コーヒーを取るのを忘れて電車に乗ってしまう。
それを見ていた浮浪者Uは、あったか~い缶コーヒーを手に取り、数日間の飢えをしのいだという。
ちなみに、浮浪者Uがアインシュタインを超える世紀の大発明をしたのはまた後の話である。
こうして数々のレジェンドを作る神は今日も絵を描くのであった。