09/10/14 23:08:58 9xPmzeTdO
厨房時代のノートの束を漁っていたら出て来たもの。
主人公は36歳のおっさん。
家が霊媒士の家系であり、その中でも飛び抜けた霊力を持つ彼は歩いているだけで霊を呼び寄せてしまうはた迷惑な性質の持ち主。
本人は慣れっこでメリーさんからの電話もテレビから出てくる女も軽くあしらっているが、その体質ゆえ仕事場では霊障が絶えず、
結局多少の霊感がある誰かに勘づかれて仕事をクビになる日々だった。
ある夜、主人公は自室で三人の幽霊に同時に遭遇する。
貞子や呪怨のあの人並に怖い顔で主人公を屈伏させようとするも、主人公にとってはもはやうっとうしいだけ。
度重なるクビにいい加減辛抱ならなくなっていた彼は、三人の顔を見てふと思い付く。
「こいつら、実は意外と可愛くないか?」
翌日彼は街に赴き、服やら化粧品やらを買いあさる。
そしてその夜も懲りずにやってきた幽霊三人。
つづきます