11/01/23 15:25:51 hnv8E2FG
>>250
どうもありがとうございます。
問題はここですね。
>Fortekorは、治療開始時に血漿クレアチニン濃度を上昇させる可能性があります。
>この効果は、血圧を減少させる製品の治療効果に関連しているので
ますます気になったので、人間のCKDのACE阻害剤使用についてちょっと調べてみてるんですが、長い間に使われ方がかなり変わってきてるみたいです。
さらに、副作用の問題から最近は別のタイプの降圧剤が主流になりつつあるとか。
URLリンク(nho-kumamoto.jp)
に
>CKDの原因の一つは高血圧で、高血圧はCKDを悪化させ、さらにCKDは高血圧を悪化させるこの悪循環を改善するために
>血圧の管理が重要になります。
とあります。基本はこれなんでしょう。
一部のACE阻害剤の添付文書には、猫に対する薬効として「タンパク尿の抑制」とありますけれど、これは何が原因で抑制できているのか私にはちょっとよくわかりません。
人間の場合も、降圧剤を服用しはじめた時期のCre上昇は同様に起こるらしく、病的な変化かどうかの切り分けが重要なようですが、一応の目安はあるみたいです。
URLリンク(www.jsn.or.jp)
>CKD患者にACE阻害薬やARBを投与すると,血清クレアチニン値が上昇することがある.
>しかし,前値の30%までの上昇か1 mg/dLまでの上昇なら,薬理効果としてそのまま
>投与を継続してよい(例:血清クレアチニン1.34mg/dLの患者なら,治療後1.74 mg/dLまでの
>上昇を許容範囲と考える).
>ACE阻害薬やARBの開始後は,血清クレアチニンや血清カリウムを2週間~1か月以内に測定し,
?その後もモニターする.
>血清クレアチニンが前値の30%以上上昇したり,1 mg/dL以上の上昇がみられる場合には,
>薬剤を減量するか中止して,腎臓専門医にコンサルトする.
>血清Kが5.5 mEq/L以上になる場合も同様である.
そのまま猫に当てはめるのは危険ですが、Cre 2.0 の猫さんにACE阻害剤を飲ませはじめて二週間以内くらいだったら、Cre 2.6 まではACE阻害剤の影響の可能性を考え、他に病的な変化がなければ経過観察で良し、ということになりますね。