10/06/02 01:00:26 JtWyCcDB
正確にはグーグル生徒が、だね。
(いつでも〆る事は出来る…)
そう声に出さずに呟いて、僕の頬に自嘲の笑みがうっすらと浮かんだ。
(毒されているなあ)
とあるネット掲示板に出入りするようになって、もう何年になるだろう。
そこには小動物とりわけ猫を嗜虐の対象とする同好の士が密かに集い、その日見た夢の報告という
カムフラージュのもとに情報交換を行う。僕もしばしば自分の見た「夢」を投稿している。
殺戮することを〆ると表現するのはそのソサエティにおけるジャーゴンであった。
個と個の対峙、密室の儀式だったはずの悦楽の瞬間に、いつしか仮想の観客を引き入れていたのだ。
僕の思考に忍び込んだジャーゴンが、なぜだかジョニーと僕の関係を汚した気がして、
僕はケージの中のジョニーをまじまじと凝視した。
(これは僕の瞳が見ているのだろうか?)
かわりに説明してみた。
創作のジャマをしてなんだが、ハードルを下げるとは如何なることか、少々考えていただければ幸い。