10/10/11 22:33:31
>>943
11版の訳書を今日読んだところで挙げれば、
69頁の最後
「図5-10の真ん中の部分は・(中略)・活動電位の初期の部分では、ナトリウム・カリウムコンダクタンス比は1000倍以上である。」
こう書いてあるけど、図5-10を見ると、
ナトリウム・カリウムコンダクタンス比は、1000倍以上ではない。
図では、0.01倍から、0.3ミリ秒ほど経って、10倍を超える値にまで上昇している。
「・・・・ナトリウム・カリウムコンダクタンス比は1000倍以上である。」
は誤訳で、原文(12版)をみると、正しくは、
・・・the ratio of sodium to potassium conductance increases more than 1000-fold.
「・・・・ナトリウム・カリウムコンダクタンス比が、(0.01倍から10倍以上へと)1000倍以上に増大する。」
73頁2行目
「・・・電位がスパイクの頂点付近で数ミリ秒の間平坦な値にとどまり」
こう書いてあるけど、図5-13と矛盾する。
おかしいと思って原文(12版)を見ると、
・・・ the potential remains on a plateau near the peak of the spike potential for many milliseconds, ・・・
となっている。
ここで、「for many milliseconds」を「数ミリ秒」と訳すのは誤り。図を見ると明らか。