10/10/11 22:33:31
>>943
11版の訳書を今日読んだところで挙げれば、
69頁の最後
「図5-10の真ん中の部分は・(中略)・活動電位の初期の部分では、ナトリウム・カリウムコンダクタンス比は1000倍以上である。」
こう書いてあるけど、図5-10を見ると、
ナトリウム・カリウムコンダクタンス比は、1000倍以上ではない。
図では、0.01倍から、0.3ミリ秒ほど経って、10倍を超える値にまで上昇している。
「・・・・ナトリウム・カリウムコンダクタンス比は1000倍以上である。」
は誤訳で、原文(12版)をみると、正しくは、
・・・the ratio of sodium to potassium conductance increases more than 1000-fold.
「・・・・ナトリウム・カリウムコンダクタンス比が、(0.01倍から10倍以上へと)1000倍以上に増大する。」
73頁2行目
「・・・電位がスパイクの頂点付近で数ミリ秒の間平坦な値にとどまり」
こう書いてあるけど、図5-13と矛盾する。
おかしいと思って原文(12版)を見ると、
・・・ the potential remains on a plateau near the peak of the spike potential for many milliseconds, ・・・
となっている。
ここで、「for many milliseconds」を「数ミリ秒」と訳すのは誤り。図を見ると明らか。
945:名無しさん@おだいじに
10/10/12 00:05:19
かなり雑って感じなのかなあ
グレイ解剖学のときも思ったんだけど、エルゼビア・ジャパンって
訳文の校閲とかもっと真面目にやった方が良いんじゃなかろうか
医学書の翻訳書出してる会社の中でかなり酷い方だと思う
946:名無しさん@おだいじに
10/10/12 01:03:11
>>944
おお・・・これは酷い・・・
947:944
10/10/12 01:08:54
訂正します。
・・・the ratio of sodium to potassium conductance increases more than 1000-fold.
「・・・・ナトリウム・カリウムコンダクタンス比が、(0.01倍から10倍以上へと)1000倍以上に増大する。」
↓
「・・・・ナトリウム・カリウムコンダクタンス比が、(0.01から10以上へと)1000倍以上に増大する。」
948:名無しさん@おだいじに
10/10/12 01:11:21
結局、訳本を読むときには、
原書も手元にないと、ちゃんと読むことはできないような。
949:944
10/10/12 01:35:08
21頁のリソフェリンの説明のところの訳もおかしい。
950:名無しさん@おだいじに
10/10/12 01:38:33
それにしても、偉い先生数十人がかりで訳しているのに、
監訳者5名と総監訳1名なのに、何でこうなるんだろう?
951:名無しさん@おだいじに
10/10/12 01:47:17
おかしいと言えば、939(ガイトンの話してる人)の文章は読点が多すぎないか?
ちょっと違和感がある
952:名無しさん@おだいじに
10/10/12 01:52:34
単純な誤植だけど、73頁にある「PHYTHMICITY」は、正しくは、「RHYTHMICITY」だね。
953:名無しさん@おだいじに
10/10/12 02:44:54
75頁の「膜の静電容量の1/50の減少は」は、
正しくは、「膜の静電容量が1/50に減少することは」だろうね。