11/10/07 21:07:09.27 HDWTHmX8
昨日ブラックホールの蒸発について考えてたら謎にぶち当たったよ。
蒸発のメカニズムを簡単に説明すれば次のようになる。
真空の宇宙空間内では、どこでも絶えず粒子と反粒子の対が、生まれてはぶつかって消え、を
繰り返しているらしく、それはブラックホール周辺でも例外ではない。
ところがブラックホール近くでは、生まれたその粒子の対の
負のエネルギーを持っている方がたちまち吸い込まれ、正のエネルギーを持つものは
吸い込まれないでブラックホールから遠ざかっていく。
ブラックホール自体は負のエネルギーを吸い込むわけだから、その分小さくなる。
そこで、あたかもブラックホールは正のエネルギーを放出しながら小さくなっていくように見える。
そして最後には蒸発する、こう言うんだね。
ここで当然疑問が生じる。何でその粒子対の両方を吸い込まないのか?
両方を吸い込めば当然エネルギー的にはゼロだから、ブラックホールは
小さくなったり蒸発したりすることはない筈だ。
ブラックホールは何でも呑みこんでしまうと言われているのに、
そこからエネルギーが放出されるというのはどういう事なんだろう?