10/11/26 08:38:54 M1SqjJ0Y
>>456
同一労働同一賃金といっても結局企業はそんなの守らない
利益の最大化、費用の最小化を目指す企業がわざわざ費用を増やす方向にもっていくわけがない
いままでどおり、非正規を安く使って得をしようとする
その労働ビッグバンとやらの真の目的は正社員の解雇規制の導入とホワイトカラー・エグゼンプションでしょ?
前者の政策により、たしかに多少は非正規やニートは労働市場に入っていきやすくなる
しかし、
正規・非正規の区別は撤廃されても、職歴の浅い者に与えられる仕事は従来非正規が行ってきたようなものばかりになるだろう
そのような仕事はスキルが身につかない(本当にそうかどうかはわからないが、少なくとも、人事はそう評価する)とされる
不況・業績不振時にどの層がまず解雇の対象になるかといえば職歴・スキルの浅い(元)非正規・ニートの層だろう
ホワイトカラー・エグゼンプションの導入がなされ、その制度の対象年収額規制も撤廃されれば企業は労働者を使い放題
最低賃金以下での労働がまかりとおることになる
企業と労働者は労働契約を結ぶが、労働者は生活がかかっている以上、弱い立場にあり、かなりの譲歩を強いられる
このため、企業に都合のいい法制度を制定すると、どんどん企業の都合のいいように事が運んでしまう
竹中らの抱く経済モデルにはこの点が組み込まれておらず、(労働)市場を信頼しているだけだ
竹中の唱える政策の全てに反対するわけではないが
セーフティネットや企業の犯罪の取り締まり・処罰強化ということもセットでやらないといけない
竹中らは企業に都合のよいような政策については具体的に述べるが、
セーフティネットや企業の犯罪の取り締まり・処罰強化といった労働者保護法制については抽象的なことを述べるにとどまる
竹中らには企業の肩をもとうとする意図はないのかもしれないが、やつらの政策が実現すれば結果的には企業側に有利になる