10/05/25 19:33:29 Ba/sOzmM
でもなあ、もし未来の世界で科学技術の進歩で
環境やエネルギーの問題がすべて解決してな、
本当の意味での理想的な共産主義社会が実現したとしても
やっぱり人間が生きる意味において労働は必要だと思うよ。
今までのマルクス主義はじめヨーロッパの社会主義思想は
労働者を尊いものとしながら、根底では労働を悪と考えていたんだよな。
生きるために仕方なくやるものという風に。
それが20世紀の社会主義が失敗してしまった原因の一つじゃないかと思う。
仮に未来で人間が生きていくための仕事を全部機械がやって、なおかつ
充分な余剰価値を生み出すようになったら人間は何もしなくていいように
なるかというと決してそうはならないんじゃないかな。
やっぱり、いつの時代でも、疲れたり腹がへったりするけど
どんな形であれ労働に積極的な意味を見いだそうとする人が大多数じゃないかな。
そういう点で、アズマ氏はどこかミュータントなんじゃないかという気がする。
彼の「働かざる者喰うべし」という標語、俺はついて行けない。
もちろん「働かない者」と「働けない者」の区別はしっかり付いているつもりだ。