10/07/25 23:33:16 LfL/FnQM
範馬勇次郎は血に塗れた室内を見回すとニヤリと笑みを浮かべクスクスと鬼の嘲笑を漏らした。
その存在に気がついた赤子は本能のままに新たな獲物へと俊速の速さにて喉笛へと飛び掛ったのである。
それに対し範馬勇次郎は何も構えずに仁王立ちであったが、赤子がその目前までに近づいた瞬間、赤子は大きく進行方向を変え
床へと叩きつけられ失神し痙攣しつつ倒れこんだのである。範馬勇次郎はその鬼の速さの平手にて我が子を叩きつけると
痙攣する姿を見下ろし小さく「アホウが」と呟くと目の前に身構える三者を見据えた。
上条がその声に怯えを隠し切れずにも美琴について問うと範馬勇次郎は不敵に嘲笑を上げると自身が犯し孕ませたと告げる。
その言葉に怒り無謀にも飛び掛ろうとするもそれを一方通行が静止し、一方通行は範馬勇次郎の前へと走り出すとその反射能力を全快にし
範馬勇次郎を弾き飛ばそうとした。それに対し範馬勇次郎は両手を大きく広げ静止し、一方通行が間合いに入った瞬間にその両手で
一方通行の頭部を叩き、一瞬で一方通行の頭部は跡形もなく潰れ肉塊となったのである。
一方通行に反射能力があろうとそれを遥かに超える範馬勇次郎の究極の暴力こそが真の最強のいかなるものも防御不可能の
究極の一方通行攻撃であり、一方通行の反射など存在しないも同じであったのである。
蚊の如く無力に潰され死んだ一方通行の死に様に先程の怒りも忘れたかのごとく腰を抜かし失禁しガタガタと震え上がる上条とインデックス。
その両者の前へとゆっくりと近づいていき範馬勇次郎は目の前へと立つと、上条にしゃがみ込み耳元で小さく何か呟く。
そして上条はインデックスの方を向き数秒、狂気の眼で見つめると一気にインデックスの首を両手で締め上げたのである。
暴れまわるインデックスであったが上条は自身の力を全て込めインデックスの首を絞めつけ、遂にはインデックスは動きを止め
虚ろに眼と口を開いたまま事切れたのである。大きく肩で呼吸しながら範馬勇次郎に向き直り「これで俺を」と何やら言いかけた所で
その目前に範馬勇次郎がその鬼の人差し指を丸め、それを親指で抑える形にし突き出したのである。
上条が呆然とそれを見つめると次の瞬間に人差し指は力強く弾かれ上条の頭部の上半分は肉霧となり飛び散り上条は絶命したのである。