11/06/26 01:29:02.52 8bimneZD0
逆に、思春期になって出生の秘密を知った間男種のガキが、
反抗期特有の不安定な精神と、間男譲りの腐った性根で育ての父を軽蔑するかもしれんな
ジョン・ル・カレか誰かのスパイ小説で、冴えないユダヤ系の諜報部員が主人公の話があるんだけど
こいつは大戦中ナチスの収容所に夫婦でぶち込まれてて、新婚の妻は旦那と引き離され、親衛隊将校(イケメン)の愛人にされ優遇されてた
強制労働させられてた旦那の方は、このエリート青年将校が自分の妻に与える食糧などをこっそり分けて貰って何とか生き延びた
終戦で夫婦とも釈放されるが、妻は心を病んでおり、しかも青年将校の子供を妊娠していた
戦後旦那は、いつまでも心は収容所時代のお花畑のままの妻と、生まれた息子を育てるため諜報部に務める
実の父親そっくりのイケメン・長身に育った息子は、ブサでチビでうだつの上がらない小役人の父を軽蔑し続ける
父親は、青年になった息子が出生の秘密を感づかないよう、別人に化けてナチス狩りを生き延びたあの将校を探し出し抹殺しようとするんだけど…
というストーリーだった
主人公は何とか目標を達成して死ぬんだけど、実は息子の方は自分がナチスドイツ将校の子だということを
(頭お花畑の母親を通して)知っており、そのうえでユダヤの育ての父を馬鹿にし続けてる、という
本当にやるせないオチだった