11/03/23 20:29:00.29 R5FQjIst0
メガフロート、実現はかなり難しい。
橋でも高架橋でも船でもメガフロートでも、鋼材で製作した物は表面の酸化(赤錆)を防ぐ為に10年に1度は塗装し直さにゃいかん。
特に海中に浸かる場合は錆に加えて海洋生物の付着も問題となる。第23話で『右舷12号救助ハッチの生物防護カバーが飛んでます!』ってのがあったろ?
じゃあ錆びないステンレスやチタン使えばいいんじゃね?という奴もいるが、ステンレスは『錆びない』ではなく『錆びにくい』な。チタンは論外の超高価。
表面に黒錆を付けてそれ以上の酸化(赤錆)を防ぐ耐候性鋼板というのもあり、これは加工後に一度塗装しとけば後は半永久的に塗装不要と言われ(実績はない)、
最近は橋梁や高架橋でよく使われる様になったが、海中構造物や船舶への使用を前提にした事は実験すらやってないんじゃなかったかな。
つまりメガフロートも10年に一度はドライドックに入れて表面のムール貝や藤壺を掻き落とし、船体の塗装を塗りなおさないと沈んじまうんだな。
だからあまり巨大な船体、建造物は作れない。将来的に『1度塗装すれば半永久的に塗装不要』といった塗料があれば違ってくるんだろうが。
いくとんはGTの設定でこの辺の事も考慮済で、GTの場合は複数のフロートを順番に引き上げて整備するとしている(第3巻)。大深度海中施設については
樹脂コンクリート製ではないかと推定。内側から20気圧かけ続ければ計算上は水面付近と同じ負圧しかかからないはず。