11/07/28 18:33:05.67 O
>422トリア
「よし!いくのじゃ~!メタルゴリアテ!」
>423ヨルムンガンド
「だいじょうぶか!?変なものを食べたのじゃな?
こんなところでたれるでないぞ。トイレまで我慢するのじゃ!」
(ヨルムンガンドが骸骨剣士を押し潰しているのをみて)
「よし!骸骨は任せた!うりゃあぁー」(ハイテンションで後退する)
>424ニヤニヤつむり(岩陰から気配がする)
「そこにおるのはだれじゃ!?でてこい!!
きさまらの目的はなんじゃ!?」
>425ドラゴン
「のわあああ!!炎じゃぁー!!」
>426アイラ
「大成功じゃ!かっこいいぞアイラ!」
(冷気のブレスがドラゴンの炎を相殺する)
「よしドラゴン!わしが相手じゃ!ヴィクトリーインパクトォ!!」
(ドラゴンの鋼鉄の皮膚は戦斧から繰り出されたVの衝撃をいとも簡単に弾き返す)
「くっ!!」
両手をじんじんさせながらエミルはじりじりと後退していく。
あろうことか骸骨剣士たちはイースの何かがないと何度も復活するらしい。
「みんな洞窟の奥に下がるのじゃ!」
奥に下がれば深い崖。底は見えず
道は岩で出来た細長い橋が一本あるだけだった。
エミルは一人だけ岩の橋の中央に残り骸骨剣士を払い落としつつドラゴンが来るのを待つ。
そしてヨルムンガンドたちが橋を渡るのを確認すると
橋の中央でVインパクトを使い橋を粉々に破壊した。
「さらばじゃ!みなのしゅう!」
エミルは骸骨剣士とドラゴンといっしょに谷底へと落ちていった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
きっとエミルは落ちて死ぬのだろう。だけどそれでも後悔の気持ちはなかった。
暗い地底のドワーフ国で悶々とした日々を送り続けていたあのころ。
変わることのない日々を変わりようがないものと決め付けていたあのころ。
だけどあの日、一歩だけ前にでようと決めた。
小さな一歩を踏み出した。
怯える瞳で地上をのぞけば宝石のように咲いていた一輪の花。
その美しさはエミルに光と勇気を与えてくれた。
たった一歩でも踏み出せば世界は変わる。名もなき花がそう教えてくれたのだ。
それならどこまでも歩いていこう。自分が大好きな自分に生まれ変われるその日まで。
「わしは…こんど生まれ変わるときは花になるのじゃ…
花になって大地を希望でいっぱいにするのじゃ……」
エミルの小さな体は谷底の闇に消えていく。