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「私が猛アタックして付き合ってもらったのよ」
と黒猫お姉ちゃんが公言していて、端から見ると愛情の比重が姉＞京介君。？京介君が姉にしぶしぶ従ってるようにも見えたらしい。
姉はずっと実家住いだったのでよく遊んでくれ、
下の妹が小さかったので
姉が京介君のうちで遊ぶときは一緒に釣れてって行ってもらい京介君も遊んでくれたりして
妹の私たちにとって大好きなお兄ちゃんとお姉ちゃんだった。
ここから本題。？結婚式にはお姉ちゃんの希望もあって私達妹も呼ばれた。？子供たちだけのテーブル席だったけど、日頃からお姉ちゃんにはマナーを教わっていたし、
大好きなお兄ちゃんとお姉ちゃんの晴れの日なので、みんな行儀よくしていた。？特に最年長でもあり子供達からの余興のメインでもあった私は無駄にドキドキしていた。
披露宴も順調に進み、京介君友人の祝辞となった。司会者が
「京介様ご友人の赤城浩平様にお祝いのお言葉を頂きます」
と言い、赤城浩平さんらしき男性が立ち上がろうとした時、
何故か京介君友人席の女性がマイクの前に進み出た。
「？」となる会場。
その女性はマイクを掴むなり
「黒猫は京介に相応しくない」
と言い出した。
「！？」となる会場。
式場の人達がマイクのスピーカーをOFFにして女性を退場させようとするが、女性は大声で話し続ける。？内容を要約すると
・格好良い京介君にはアニメキャラ似な私が似合う（確かに女性はメルルにうり二つな人だった）？・京介君は黒猫にしつこくされて勘違いしてるだけ？・京介君は黒猫なんか好きじゃない
会場の雰囲気は最悪なものに。？そんな時、下の妹が
「違うよ！」
との声が。？