10/09/25 22:22:31 0
>「尤も、この男の曖昧な記憶からじゃあ、その能力の実在さえ怪しいものだけどね…
>私達の手元にあるもので使えそうな情報といえば…現在の奴らの拠点である"例の建物"だけ。
>そこから調べていくより他なさそうね。あんた達はどうするの?」
「打算的だな…答えを知ってるクイズほどつまらねーもんはねー。
俺の答えは決まりきってるぜ、コーラを飲んだらゲップするってくらいになッ!
調べるに決まってるだろ……丁度ダラダラしてたお陰でスタンドエネルギーも回復してきたしよ」
>「っふ、愚問だな。俺たちに前進以外の選択肢などなかった。そうだろう?」
>「そこに道があるんだ、もう迷わない。だったら―ここで進まなきゃ嘘だぜ」
「はいオマエラジョーク入りましたー。…ハッ!
この突然顔面に降り注いだ蜘蛛の巣の如くうざったい感覚は…」
徳井は彼を知っている。突如乱入してきた
ハイセンスでエキセントリックな男を知っている!
. . . . .
「イケメン谷ハンサム太郎!貴様、見ているな!」
奇妙なフルーツを抱えたスタンド。歯車を思わせる意匠。
良い意味で吐き気を催すハイセンスな言葉回し。その面構え、姿勢、癖!
徳井は全て覚えている。否、忘れたくても忘れることができねェェ~~~~ッ
九頭戦の折に不幸(こううん)にも出会ってしまった小粋な男。紹介しよう。
当たり前のように輪の中に入ってきて突っ込みどころが多すぎる彼の名はイケメン谷ハンサム太郎。
─御前等裕介という名は世を忍ぶための数ある偽名の一つであることは、周知の事実である。
>「お久しブリリアントグリーンだな徳井さん。アンタが『湿気大好きクラブ』の会員だったとは。ガム食う?」
「俺はジメジメしたのは好きじゃない。でもそのクラブの会員ナンバーは“2”だ。
№1よりナンバー2!それが俺の人生哲学なんでな。つーかガム以前にそのベイビィ・フルーツなんとかしろ。
いつ受胎完了させた?極悪な奴に育てるのか?まさか“そういう”奴だったとは…変態キャラに成り下がりやがって」
>「徳井さん…友達選びましょうよ…あ、ガムください」
「俺の仲間はそんな安くねーよッ!逆に友達だったら俺がヤバイくらい引くわ!
つーかさっきから内容がおかしいだろ!ここだけギャグ漫画か!温度差ありすぎるだろッ!」
そこまで言い終えたところで徳井は我に帰る。
『いかん…こいつらテンションがおかしい…早くなんとかしないと…』そんな神のお告げが脳裏に響いた。
恐らくこれ以上脱線事故を起こさないように、との神の御言葉なのだろう。
徳井はいつになく(キリッとした表情となり恐る恐る喋りはじめた。
本題に入る前に言っておくッ!俺は御前等裕介について嫌というほど体験した。
……いや…体験したというよりまったくの理解を超えていたのだが……
あ…ありのまま起こったことを話すぜ!
『俺は佐藤さんに返事をしようと思っていたら御前等と会話をしていた』
な…何を言ってるのかわからねーと思うが俺も何をやっていたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…つーか相手の頭がどうにかなってた……
催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ、断じてねえ。
もっと恐ろしい“プロ”の片鱗を味わったぜ……とお前は言う。
「本題に入る前に言っておくッ!俺は(以下中略)もっと恐ろしいプロの片鱗を味わったぜ…ハッ!
い…いや…こんなことをしてる場合じゃなかった…つーかオメーは何しにきたんだ?2秒以内に答えろよ」
それにしても終始内容が支離滅裂である。
それでも…それでも妖精さんなら…妖精さんならきっとなんとかしてくれる…
でも妖精さんに助けを要請している時点でお察し下さい。
【要約すると御前等さんに何しにきたんだ?と質問】