10/08/25 17:48:24 0
>>前スレ209
>「うわあ!!灰島さん!!…え!?」
「んぁ?どうしたんだよ、トッキー。周りには何もないぜ。」
>「へ? 紙飛行機がどうかしたの?」
「っ……止めろ!!無闇に触れるんじゃ…」
>「ほいっと」
>灰島に向かって飛んできた紙飛行機を、布良はためらい無く手を伸ばし、掴もうとした。
スタンド攻撃により布良の体が吸い込まれていく。
手を伸ばそうと動くが、間に合わない。
時人は何処かへ消え去ってしまった。
「くそ……大丈夫か?…おい、時人!!
てめぇ……あいつを何処へやった!!」
布良に駆け寄り、前へ出る。
これはスタンド攻撃だ。間違いない。
近くに居るであろう本体へ向け、声を荒げる。
>ドゴーンッ!!
>突然、灰島の体に衝撃が走り灰島は空中に飛ばされ燃えるゴミの中に叩き込まれようとしていた。
>何者かに殴られたような衝撃。じつは灰島の名刺にペーパードライバーが瞬間移動をして服の下から殴ったのだ。
「な、なっ!!」
急な衝撃により灰島の体が宙を舞う。
そして、そのまま燃えるゴミの中へ両足を突っ込んだまま挟まってしまう。
「ったた……この感触、内側から!?遠隔操作かよ。」
這いずる様にゴミ箱から出て行く。
その瞬間、再びフラッシュバックするのはいつかの記憶。
―お前が最後の ワー ス―
―ジョーカー、それがお前の名前
―世界は一巡した、お前のディスクも
「うわぁあああああああ!!」
頭を掻き毟りながら、灰島はのた打ち回る。
そして、何度も自分の手を見つめる。
その手は、幻想か何かか。おびただしい量の血で染められていた。
【灰島、ワーストのスタンドコウゲキを受けた事で
過去の記憶が一部再生される】