10/08/15 10:30:27 0
>>75-76
「まあいいわ。攻撃の心配は無くなったんだから…これから尋問を開始する。」
脳下垂体前葉付近まで忍ばせていた触手を蠢かせ、脳内麻薬の分泌を促進させる。
スタンドも制御できない意思薄弱の少年だ。麻薬の量は少量で事足りる。
少年の瞳が虚ろになったことを確認し質問を投げかける。
まずは精神干渉中に見たヴィジョンについての質問―
ヴィジョンの中で見えた刑務所の名。そこで何らかのアクシデントで死んだ囚人ワーストとは何者か?
ディスクとワーストの関係は?ディスクは何なのか?そして魚の頭の骸骨の正体とは…?
更に突き詰めたことを問いかけても、望みの解は得られず
少年は厄介な能力を背負い込んだことで起きた不幸や孤独を淡々と呟くばかりだった。
これ以上問い詰めても埒が明かない。ひとみは諦めて少年を解放し、我に返った彼に語りかける。
「こんな厄介な能力に取り付かれた事は間違いなくツイてないと思うけど
…理不尽なんて大なり小なり誰にでも降りかかるわ。
だから私は同情しない。
あんたのもたらす理不尽な不幸から身を守る為にあんたを避けたり傷つけるのは当たり前の行為だもの。
だからやらせてもらうわ。
私はもう『不幸の靄』に取り付かれてる。
自分を守る為にあんたを再起不能にさせてもらう!」
語気を強めた言葉と同時にナイフ状にしたフルムーンの触手で肋骨の皮膚に切れ目を入れ
そこから侵入させた触手で心臓を掴み血流を止める。
彼の話とカラスに襲われた時の経験から推測するとディスクは本体が死亡するか
再起不能に陥ると宿主の体から自動的に放出される。
マイソンが一時的な仮死状態に陥ったらディスクは体外に放出されるだろう。
ひとみはディスクを奪う機を狙い心臓を締め付けながら彼の頭部を見つめ続ける
【マイソン君を仮死状態にしてディスクを奪おうとしています。殺すつもりまでは無いです。
市民会館の場所についての報告は次レスで】