SIRENの世界でオリキャラがあがくスレⅡat CHARANETA2
SIRENの世界でオリキャラがあがくスレⅡ - 暇つぶし2ch2:哀川 輝実 ◆9Gip574ZhQ
10/07/31 22:46:58 0
ガタガタガタ、ガタン!!
(図書室に篭城していたがドアを破り蜘蛛屍人が侵入してきた)

∑ひゃああああああ!うわわ何ですかコレ人ですか?
ちょっとこっち来ないでぇぇぇぇ!
(反射的に銃の引き金を引き、銃声が響く・・・しかしロクに扱った事もないのでなかなか当たらない)

ああ・・・もう・・・・!はぁ!
(屍人の頭に思いっきりハイキック、ひるんだ屍人を踏み越え図書室から飛び出す)

もうここは安全じゃない、
(廊下を注意深く移動しながら葉塚井との合流を目指す・・・)


(板移動したのに気付かずに投稿して、一度文章消えたので書き直しました('A`)
続きで良いのかな・・・? )

3:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/07/31 22:58:55 0
>>2(あほ医者求導師が勝手ながら作ったんですが、移転には時間がかかるようです。
   それまで臨時としてやっていきましょうか。移転がすみましたら再び前スレでスタートにするか
   どうしますか?ここは話し合って決めたいと思いまして。1000までいったらいったで
   過去ログに保存されて自由に見れませんし。)

(日誌を見た後、あのときの求導女について
思い出そうとする)
………あの時からだ…あのとき彼女がいなくなった…
それに魂だけの存在となり、私のからだの中に入っていったけど…
いなくなっていた間、彼女の身に何が…?
肉体までをなくしてしまうようなことを自らにしたのか?
それとも、されたのか……?
(地べたに座り込んだまま顔を上げて祭壇のほうを見つめる)

そういえば日誌に、「私がどうにかしないと」
とあったが…

4:哀川 輝実 ◆9Gip574ZhQ
10/07/31 23:38:41 0
(あとはchangiの復帰だけで明日中には移転作業終わるらしいですが・・・
とりあえず前スレ復帰したら前スレ埋める、に一票;
しかしタイミング悪い移転ですね('A`) )

5:葉塚井 六郎 ◆Nejspi.z66
10/08/01 01:23:27 0
>>3
オラァァ!!!
(哀川のすぐ後ろから突然の叫び声と共に、屍人の悲鳴が。
見ると、いつの間にか近くまで来ていた葉塚井が、図書室から出てきた蜘蛛屍人を斬り殺していた)

移動するときは後ろに注意しときな。 こんな風に突然襲われるから…なっ!
(そう言うと、蜘蛛屍人の死体を窓から放り捨てる)

さて…これで校内にいた連中は片付いた筈だ。 改めて、挨拶と行こうか。
葉塚井六郎だ。 よろしくな。
(顔や服に返り血のような赤い液体を付着させた葉塚井が、笑顔を浮かべて手を差し出してくる)

(いつの間にか移動しててびっくりしたw とりあえず続き載せときますねー。
前スレは埋めでよろしいかと。 途中から戻してしまうとレスがぶつ切りになってしまいますし)

6:哀川 輝実 ◆9Gip574ZhQ
10/08/01 01:37:24 0
はぁ・・・はぁ・・・ぜぇ・・・・・いきなり蜘蛛人間が襲い掛かってきてびっくりしましたよ・・・。
あ、踏んづけちゃったけど、ま、いいか。
それにしてもすごい、戦いなれているんですね。刀で戦うなんて、えーと、軍人さんとか?
と、ともかく色々助けてくれてありがとう!銃も助かりました!

(顔や服に返り血のような赤い液体を付着させた葉塚井が、笑顔を浮かべて手を差し出してくる)

・・・・・あはは~怖いですヨ~♪(そう言いながら笑顔で手を握り返す)

ところで色々訊きたい事があるんですがココではゆっくりお話も出来ませんね。いつ屍人が来るか・・・
どこかしっかりした施設か民家に移動しません?あ、足手まといにはなりませんから!

あと、他にも人間は居るんでしょうか・・・?
誰か、この村でお知り合いの方とか居ます?


7:葉塚井 六郎 ◆Nejspi.z66
10/08/01 02:50:04 0
これでも元不良だからな。 それなりに荒事の心得は持ってる。 刀は借り物だしな。
とりあえず移動しながら情報交換といこう。 …俺も詳しいことは分からないんだがな。
(廊下を歩き出す)

生存者は何人かいるみたいだぞ。 俺も3人ぐらいとあったし。
ただそれぞれの目的で動いているから、協力的じゃない奴がいるかもしれないな。
まぁ出会い頭に襲撃かけてくるような奴はいない筈だ。 多分な。

あ、そうだ。
(突然入り口から程近い教室の中に入ると、哀川を招き入れて扉を閉める)
お前視界ジャックって分かるか?
分かんないなら、目を閉じて意識を学校の外に集中させてみてくれ。 多分使える筈だ。
…変なことするつもりはないから。 いいからやってみてくれ。

8:名無しになりきれ
10/08/01 17:39:35 0
>>2-7
これを前スレに移動します。

9:名無しになりきれ
10/08/01 17:51:44 0
移動完了しました^^
普通に前スレからはじめてください。
前スレは私がageときましたので
よろしくお願いいたします。

10:名無しになりきれ
10/08/01 17:59:54 0
乙です

11:名無しになりきれ
10/08/01 18:01:58 0
乙でガンス

12:名無しになりきれ
10/08/02 23:18:04 0
★前スレSIRENなりきりアーカイブ集★

>>17 No.1『比村 亜紀の携帯電話』

>>39 No.2『チャーリンコエンジェル』

>>46 No.3『松浦 敦の学生証』

>>51 No.4『となりのオドロ』

>>60 No.5『ブラッと』

>>66 No.6『ひらめきマンチョコシール』

>>93 No.7『波多野 志穂の日記帳』

>>121 No.8『マナ教司祭(求導師)の日記帳』

>>157 No.9『儀式の記録』

>>168 No.10『登山道の立て看板』『葉塚井の携帯電話』

>>169 No.11『朝刊日本新聞 2003年発行』
『朝刊日本新聞 2004年発行』

>>173 No.12『血まみれのメモ』『オカルト雑誌「超怪奇事件」』

>>185 No.13『羽生蛇民話集』『清水鐐一の手帳』

>>232 No.14『~赤い果実~赤枇杷』

>>247 No.15『神代家からの手紙』

>>315 No.16『炭鉱の地図』

>>331 No.17『眞魚石の原石』

>>336 No.18『宇理炎』

>>404 No.19『眞魚教経典』

>>410 No.20『夜沢 慶都と里村 麗子の写真』

>>428 No.21『神の炎』

>>544 No.22『水水晶』

>>577 No.23『夜沢家の刀』

>>600 No.24『キリストの涙』

>>606 No.25『羽生蛇村歴史書』『マナ像』『宇理炎之書』

>>640 No.26『血に染まった指輪』

>>641 No.27『求導女の日誌』

>>657 No.28『光介のお手玉』



13:にゃん
10/08/06 20:35:04 0
新しいので来ているの気付かなかった(;w;)by村中

14:中性
10/08/06 21:40:10 0
>>13
僕もですよ…
by神代

15:村中 樹水
10/08/12 16:14:40 0
赤い世界でクルクル回る

誰かに踊らされているかのように

涙さえも赤いこの世界

異形の神が支配する世界

嗚呼どうすれば出れるのだろう

このサイレンが鳴る世界から・・・



16:村中 樹水
10/08/13 18:26:44 0
時間は分からないが、かなり眠っていたようだ。
皆どこへ行ったのだろう。
(体をゆっくり起こし、バリケードに向かう)
荒らされた形跡はない。屍人は来ていないようだ。
今この時にも誰かが屍人に襲われているかもしれない。
こうなったら思い切って、字理炎と焔薙で屍人を滅するか…

終了条件:屍人を減滅する
小目標:清水を滅する

17:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中
10/08/13 23:12:36 0
>村中s
スレリンク(charaneta2板)l50

まだ前スレは書き込めます。
貴方のレスを勝手ながら移動させときます。すみません。
もっと詳しく書いとけばよかったと反省しております。

18:にゃん
10/08/14 11:29:45 0
自分が見てないだけでした。すんません(_ _)

19:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中
10/08/16 23:48:36 0
アーカイブ集
スレリンク(charaneta2板:757番)
●『SIREN~ななエディション~』を攻略するに当たり
  とても重要なものなので、知りたい方だけ一通り目を通しておくといいでしょう。

登場人物
スレリンク(charaneta2板:756番)
●『SIREN~ななエディション~』の登場人物たちです。
 登場人物の情報を知っておくのもプレーするに当たって便利です!
 もちろん丸腰、屍人も含まれるので注意!
 どのキャラを操作するかに当たって操作状況も異なります。

20:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中
10/08/24 00:07:34 0
SIRENなりきりで規制された人のための代行スレを作成しました!
避難所としても使えるので、よろしくお願いします。

スレリンク(accuse板)l50


21:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中
10/08/28 23:51:56 0
スレリンク(charaneta2板:791-794番)
間木奉人さま
たぶんスレ間違いでしょうか?
みたところテンプレも、前スレの>>1とは異なっているので。
URLを教えていただければ、代行いたしますよ?
恐れ入りますが、ここはゲームSIRENのなりきりでして。
もしもSIRENのほうに参加希望もありましたら、
どうぞきてください。歓迎いたします^^
それと前スレは書き込めなくなっているので、
これからはこちらでやるようになります。

22:神代 聖子 ◆uTtdYomZuE
10/08/29 19:01:00 0
スレリンク(charaneta2板:790番)からの続き

【第二日 7時58分 総合病院/001号室】
なんだか求導師様の帰りが遅いわ。心配ね・・・・・・・
今どこで何をやっているのか?遠くて幻視ができないみたいだし。
それに幻視を長い間していると、頭が痛くなる……。
様子を見に行きましょう。

>まな
ここでおとなしく待っていてね?絶対私が出たら鍵を閉めるのよ。
絶対すぐ戻ってくるから。安心して。
(いすから立ち上がり、ドアのほうへ行きそういうと、部屋を出て行く)

【終了条件:夜沢に危険を伝える】


23:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/08/29 20:28:04 0
像から離れて、白いペンキの剥がれ落ちたベンチを見る。
かつて里村と休憩時間に座っていたところだ。
夢で見たときも、この中庭でラムネを飲んだ。
懐かしい思いと同時に悲しい思いに灼かれながら、
そこを通り過ぎると、さっき通った扉のほうへ向かう。
しかしなぜか鍵がかかっている。内側から誰かがロックしたのだ。
その誰かはたぶん里村だと思うが・・・・・・。

困った表情をしながら、扉を見つめて考えていると、
遠回りをしてでも行くしかないので、扉を離れる。
そして再び、さっきいた病棟の中に入ると、
暗い階段を懐中電灯のライトを頼りにあがっていった。
たしか上に渡り廊下があったような気がする。
そして地下室も向こうの病棟とつながっていた。
しかし、夜沢は地下室はあまり行きたくはなかった。
「怖い」というわけではない。ただそこには「苦しみ」があるからだ。

だがいつ里村が起き上がってくるかが心配だ。
そのときは、彼女に支配されている蜘蛛屍人が起き上がり
自分の邪魔をするに決まっている。ことは慎重かつ迅速である。
それにしても、聖子とまなは教会へ向かっただろうかと考えながら
一番最上階の渡り廊下から順々に調べていった。

「だめだ…鍵がさび付いていてあきそうにない……
非常ベルも壊れている……」
そういってひとつ下の階へ続く階段を下りると
同じようにして渡り廊下のドアを調べる。
「・・・・・・・・・・・・あそこを通れということか・・・・・・」
ため息交じりの声をもらしながら、鍵のかかったドアノブから
手をゆっくり離すと、「地下室」へと続く意味有り気に隠された
階段を探しに行った。

24:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/08/29 21:52:56 0
院長室をあけて、電気をつける。
中の棚には、写真や表彰、アンティークなどが置かれており、
真ん中にはガラス製の長方形のテーブルが置かれている。
上には同じくガラス製の花瓶に、美しく
不気味な赤い花が挿してあった。
「月下奇人か……こんなところにあるとは………」
花瓶の中の水は真っ赤に染まっており、その水を吸い込みながら
この花は生きながらえていたのだろう。

===アーカイブ【月下奇人】が追加されました===
サボテン科の植物で、その花は夜に一度しか咲かないとされる。
朝や昼は絶対に見ることはない。
花言葉は「秘めた信仰」。

テーブルの近くにある黒いソファーの向こうに、
本棚があり、下には何度も動かしたような跡がある。
夜沢はその本棚の端をつかんで、後ろ方向に引いた。
そして本棚の後ろからは、古びたドアが現れる。
もう何年も足を踏み入られていないだろう。
だけどここを再び通ることとなるとは。
現れたドアのノブをつかみ開けると、異臭が鼻を刺した。
血と脂、そして腐った肉の臭いだ。
地下へまである闇を照らしても、その光は吸い込まれていくだけであった。
足元は照らすことはできても、向こうにあるものは見ることができない。
見えない何かに対しての恐怖がそこにはあった。

気がつくと、両足はその闇の中に入ることをためらっていた。
あの時と同じだ。里村が自分のほうへ向かってくるとき、
何もできなかった。だけど、ためらっている場合ではない。
「行かなくては・・・・・・・・。」
自分に鞭打つようにそうつぶやくと、とまっていた足を無理失理、
前方に動かした。カツンという高い音が響き渡る。
夜沢はそのまま、地下の奥へと入っていった。

25:村中 樹水
10/08/30 20:06:04 0
…屍人を大量虐殺し、バリケードを作った家に戻ってきた。
服が返り血でどろどろだ…生臭い。かといってここの水は全て
赤く染まっている。もっと汚れるだけだ。
人は全く来ない。物資は有り余っている。
「もしかしてみんなこの世界から出れた?
まさかあの人たちは自分の妄想…?」
そんなはずはない…だがなぜか不安になる。
孤独というものはこういうものなのか。

規制解除されたぁーーーーーーのっそりやって行きマッシュ

26:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/08/31 22:01:31 0
(村中s、規制解除おめでとう!これからもどうぞよろしく)
ようやく懐中電灯の光は、闇に包まれた空間を照らすことができるようになった。
足元には地下水がたまっており水浸し。どこからともなく水の滴る音が聞こえる。
そのほかに聞こえてくるものとすれば、ボイラーの音。そして自分の足音だった。
そしてライトを横に照らすと、グロテスクな鉄格子のある「患者隔離室」が見える。
「患者隔離室」とは言っても、そこは儀式の邪魔をしようとしたものを閉じ込めるところで
生贄となる子供に、洗礼を受けさせるところでもあった。

鉄格子の向こうには、すでに干からびた血液や肉片が散らばっていた。
そこでどんなことが実際行われていたのか、言われなくてもわかるだろう。
そして夜沢の耳には聞こえていた。「彼ら」の悲痛な叫びと、自分に対しての恨みが。
もしも自分が生身の人間だったら、その「彼ら」は自分を殺したに違いない。
そして自分たちのいるところと同じ、孤独と暗闇の中に引き釣り込むのだろう。
夜沢は歯軋りをしながら、その鉄格子のほうを見てみぬ振りをした。
しかし、その声は尽きることなく、頭の中に響いてくる。教会で以前聞いたものと同じ。
いくら不老不死だとしても、人間にある弱い心は消えることはない。
何世紀を経た今でも脆弱である自分に、悔しささえ感じていた。
それにも関らず今までやってこられたのは求導女、神代聖子のおかげなのだ。
彼女もきっと自分と同じに違いない。

首から提げているマナ字架を強く握り締めると、さび付いたドアの前に立ち止まる。
そこには「解剖室」とあった。死因を確かめるために死体を解剖するところだ。
ここを通りさえすれば、聖子とまながいる病棟へ行くことができる。
ドアはさび付いているものの、何か衝撃を与えれば開きそうだった。
夜沢はそのドアを何度か蹴り鍵を壊す。しかしそのときだった。

「うわぁああ!!!?」
いきなり後ろから首を絞められ、そのあとメスで切り付けられた。
そしてその拍子に「そいつ」から離れると、自分が照らしたライトは
「そいつ」の姿を明らかにした。里村だ。
暗闇の中で響き渡る甲高い声は、狂気に満ちていた。
興奮しているような、悲しみに満ちているような・・・・・。
自分にはどちらか断定できなかったが、そのどちらでもあるような気がする。
彼女を生前に裏切ったときの憎しみと、そしてその裏切り者を殺害できるという歓び。
夜沢はとっさに解剖室に入り、ドアを思いっきり閉めうち鍵をかけた。
そしてその鍵を壊すために、里村はものすごい力でそのドアに当たる。
さび付いてもろくなったドアは簡単に破壊されそうであった。

27:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中
10/09/01 00:22:54 0
このスレを今まで見てきた立場から考えてみると、
キャラクター的に・・・・・・
●村中樹水
まさしく須田恭也的存在。高校生でよそ者という設定、そして
神代光介という神代美弥子的存在がいることによって、そういわざるおえない。
特に外から神の血を投与された点もそうである。
そして何より、「神を滅ぼす」ことを約束されたことも要因にあてはまる。
これからも主人公的キャラとして頑張っていただきたい!
●神代光介
これは美弥子だろう。たまに美浜奈保子や安野依子のような一面も見せるがw
しかし、大まかに言えば美弥子の割合が高い。理由として、神代家で神の血を持っているということ。
そして、村中に焔薙をたくし、神も村も滅ぼしてほしいと頼んだところだ。
それはまさしく美弥子のいったせりふとほぼ同じである。ついには生贄となることも入っている。
しかし、一部では、須田恭也なところもあり、「神を滅ぼすもの」というのがそうだ。
●夜沢慶都
立場的には八尾比沙子。永遠の命を持ち、そしてすべての元凶というところがそうだ。
そして何度か記憶を失っていること、目的のためにすべてをささげてきたところなどが当てはまる。
しかし見ていくと宮田司郎的要素も強いといえる。ナースの里村を殺害したところがそうだ。
そして求導女の神代聖子に元気付けられたりしているところ求導師であるところを見ると、牧野慶である。
他にも、神代淳、竹内多聞、神代美弥子なところも。有沢玲は、べラ・モンローか?
●葉塚井六郎
本人曰く、SIREN2の阿部倉司的存在。事実、彼はフリーターである。
活動的なところを見ると、竹内多聞なところもある。志村昇的なクールなイメージも。
最初は人を信用せずに行動していたが、今では信用しているのに感動である。
そしてオリジナリティ要素もあり、ここでは宇理炎を体に宿したという驚きの存在だ。
今後の活躍が楽しみだ!
●朝霧真里沙
雰囲気的に葉塚井と同じにおいがする。行動力があり須田恭也らしきところも。
たまには、安野依子のような一面を見せることもあるような?
そしてキャラクターそのものを見ると、強いという印象が大きい。
過去に宗教紛争で親友をなくしたということから、高遠玲子のような強さもありそうだ。
本人からの意見も聞いてみたいところであるが。
●哀川輝美
まだそんなに書き込んでもいないので、ちょっと不備なところもあるかもしれないが、
安野依子的な要素がある。明るく行動力があるというところからだ。
よそ者で村のことをしらないということもあり、それが適当だろう。
こちらも本人からの意見を聞いてみたい。


28:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/09/02 00:34:04 0
外からの衝撃でゆれているドアから離れて、しみがついた解剖台の間を通る。
周りにはビンが置かれており、その中には得たいの知れない何かが入っていた。
ホルマリンと思われるその水は、すでに赤く染まっている。
解剖台の隣には、小さな机があり、その上にはさび付いたメスや手術器具が並べられて、
そしてその解剖台には鎖がつながれていた。そしてそれらを過ぎたところの奥に、隣の病棟へと
続くドアがあった。夜沢はその扉のほうへ急いで走る。
ドアノブに腕を伸ばし、手をかけるとそのまま力を入れてノブをさげる。
ドアは音をたてて開き、目の前には地上へ続く階段が現れた。

ーーーーーーーーーーーこれで里村から逃げられるーーーーーーー
そう思った瞬間だった。里村がドアを破壊し、中に入ってきたのだ。
彼女の手には、血がついたメス…先ほど自分を切りつけたときについたのだろうか?
やばいと思い、一心不乱でその階段を駆け上がると、とにかく地上に着くなり一目散に走った。
時たま視界に、蜘蛛屍人が映ったがそんなことどうでもいい。彼女に比べたらどうってことない。
彼女は屍人たちの中でも最強な存在になっていた。ちょっとダメージを与えたくらいでは効かない。
倒したとしても、またすぐに起き上がってくる。やるだけ無駄だったことがわかった。

そして追っ手をまこうと、さまざまな場所へ隠れたりなどして幻視で様子をうかがった。
女子トイレの個室のひとつに身を潜めながら、ここから出るタイミングを計った。
どうやら里村は逃がしたことを悟り、あきらめている様子だ。再びもと来たところを帰っていく。
うち鍵を開けて、個室から出ると、音をなるべく立てないように聖子たちのいる病室へ向かう。
撒こうとして三階にまで来てしまったため、階段をもう一度一階まで下りるしかない。
たしか階段は二箇所。里村の降りていったほうと逆のほうがいい。
そう思って、もうひとつの階段のほうへ向かうと、開きっぱなしの病室のベットに
本のようなものが置いてあった。暗くてよく見えなかったので近くまで来てライトを当てる。
その薄汚れた本には、『羽生蛇来訪神子伝ーはにゅうだらいほうみこでんー』とあった。

====アーカイブ『羽生蛇村民話集第一章「羽生蛇来訪神子伝」』が追加されました=====
羽生蛇村で言い伝えとして残されてきた神話などを題材に作られたもので、もともと絵巻だったものを
江戸時代に本の形に編集したものである。神子の存在はマイナーで、村娘のほうが有名である。
今日では児童文学として親しまれており、内容も日本御伽話のような感じである。
*詳細*(口語訳版)
昔昔のこと、村は天変地異に襲われて、村人たちは飢えに苦しんでおりました。
苦しみに耐えられなくなり、ある村娘は、水蛭子様のお社を訪れてお願いをするのです。
「どうか、村をお救いになってください。救ってくださるなら何でもいたします!」
そういって村娘は家に帰っていきました。その晩、村娘は奇妙な夢を見たのです。
それは光の中から、人が出てくるというものでした。ただの夢かと思っていた村娘でしたが
それを何度も見るようになり、不思議な気持ちにかられました。村娘は水蛭子様のお告げだと思い
夢に出てきたところと同じ場所へ行きます。すると曇った空から光が差し込み、その中から
夢で見たのと同じように人が現れたではありませんか。目を疑った村娘でしたが、その者に尋ねてみました。
「貴方は神の遣いなのですか?」しかし、彼は何も言わず戸惑っているご様子でした。そしてようやく口をひらくと
彼女にこういったのです。「私は別の世からきました。ここはいつの時代なんでしょうか?」
異国のものらしき純白な衣をまとった青年は、どうやら異界から参られた神子のようでした。
それから青年は、この村で生きることになったのです。彼がいったいいつどこから来たのか
誰もわからないままなのであります。


29:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/09/02 00:56:07 0
本を持って病室から出ると、急いでまなと聖子のいる病室へと走る。
カツカツカツカツと、革靴の底が早いテンポで病院の廊下を鳴らしていた。
夜沢は目的地の病室まで行くと、病院の鍵を使って中に入った。
しかし、神代聖子がいない。一体どうしたというのだろうか?
先に教会まで行けと頼んだはずなのに、少女一人を病室に残し勝手な行動をするなんて。
しかしつかれきっている夜沢は今から探しに行くことなどできなかった。
そして何も言わず無表情のまま、ベットに横になる。目の前に天井にある蛍光灯が映った。
「神代さんのことだ……きっと、何か考えがあるに違いない…」
そうつぶやき、ゆっくりと目を閉じた。眠っている間だけが彼にとって楽園そのものだ。
そして気づかぬ間に、その意識は薄れていき、いつしか眠りに着いた。

30:神代 聖子 ◆uTtdYomZuE
10/09/02 22:33:01 0
そういえば彼、先に教会に行って置いてほしいと頼んでいたけど、
いったい、気になることってなんだったのかしら?
それに彼が人間的な心を取り戻してしまったらいけない。
人間は欲深く、けれど人のことを思うことができる生き物。
そんなものになってしまったら
目的が果たせるわけない…いったいどうすればいいの?
神よ、教えてください、今まで私がしてきたことに意味はあったのでしょうか?
本当に、求導師様をえらんでよかったのでしょうか・・・・・・?
時空を超える力を持った彼を、あのとき私は選ばざる終えなかった。
時間さえ越えることができたらすべては上手くいくと思っていたから…
けれど彼の力は不完全。きっと未来永劫そうあり続けるでしょう。
万が一、もうひとつの宇理炎を彼が見つけてしまったら、きっと失敗に終わる。
(手を合わせて祈りをしながら神に語りかける)

それにまだ堕辰子様の首が見つからない。
見つからなければやらなければならない儀式もやれないことになる…
求導師様が見つけてくださるといいのだけど。

・・・・・・・・・・・・・ん?あのものたちの気配がする…。
そしてその中に、あの女の気配が。
まさか求導師様はあの女のことが気になって。
でもそれは彼が知っている女じゃない。もう異質な存在・・・・
それに強いマイナスのエネルギーを感じる………。殺気のようなもの…
とにかく病院からでないと。非常ベルが使えるかしら?
なんだかあの少女も気になってきた…彼女は…何者なの?


31:まな ◆VGuiF1SEAg
10/09/03 12:11:41 O
【すみません、トリップを無くしてしまったのと、規制で遅くなりました】

自分が出たら鍵を閉めるようにと言い残し、その女性―聖子は病室を出て行ってしまった。
だが、少女は膝を抱えて座り込んだまま、ただ病室の扉を見つめるだけで一歩も動こうとしない。
その瞳から恐怖心は窺えない。

その少し後、男―慶都が戻ってきた。
扉を見つめていた少女と自然と目が合う。
その手には、何かの本を抱えているようだ。
少女が一人でいることに慶都は驚いていたようだが、
さすがに疲れているのか、聖子を探しには行かず静かにベッドに横になった。

慶都が寝息を立て始めたのを見計らい、少女は慶都が持ってきた本を盗み見ることにした。
表紙には「羽生蛇村民話集」の題が付けられている。
少女も学校で何度か読んだことがある物だった。
この本を読む度に、少女はいつも奇妙な感情に駆られた。
この村娘と自分は、もしかしたら同じなのかもしれないと考えてしまうからだ。
もしかしたら、自分の元にもいつか異国の神子が舞い降り、救ってくれるのではないかと。
だが、現実にはそんなことは起こるはずもなかった。
夜毎見る夢に、光が差したことなど一度も無い。
現れるのは赤い海と、そして鳴き声が聴こえてくるばかりだ。
いつも同じ夢。

読み終えた本を閉じると、少女は小さく欠伸をした。
瞼を手の甲で擦り、病室のベッドに横になる。
日記帳を無くさないように、誰の眼にも触れないように大事に抱えながら。
―きっと今夜も同じ夢を見るのだろう。
そう思いながら、少女は瞳を閉じた。


―まなのゆめ
赤い海。鳴き声。
赤い海。鳴き声。
赤い海。鳴き声。
赤い海。鳴き声。
赤い海。鳴き声。
還って、帰ってきた。
みこさま、あらわれた。
 は ら ぺこだ
むしゃむしゃ ぐちゃぐちゃ ごくり

どう かわたしを   おすく い になつ てくだ さ  い

産  れ た


眠る少女の額には大粒の汗が浮き出て、荒く息を吐きながら身を捩る。
酷い悪夢にうなされているようだ。
苦しそうに寝返りを打ったその時、少女の手から日記帳が離れた。
そのまま、ベッドの下―固く冷たい病室の床へ落ちる。
その衝撃で脆くなっていた鍵の部分は容易く壊れ、最初の1ページが開いたままになってしまった。
だが未だ悪夢にうなされ続ける少女が、それに気づくはずもなかった。


―『少女の日記帳』がアーカイブに追加された。

32:まな ◆VGuiF1SEAg
10/09/03 12:12:49 O
アーカイブ:『少女の日記帳』

1ページ目。
「この日記ちょうは先生にもらった大事なものです。
だからまなのことをたくさんかいて
私と先生のたからものにします
先生ありがとう
私は先生のことがだいすきです
私は大きくなったら先生の×××××(黒く塗り潰されて消されている)になりたいです」

2ページ目。
「先生はしってるけどわたしのことをたくさんかきたいとおもいます
先生あのね わたしは海でうまれました
みんなは海で見つけたわたしのことをひろったというけど それはちがいます
だってひろったなんてゴミみたいだもの
ゴミはすてるしきたないでしょ?
だからわたしは海でうまれたの
だからわたしのおかあさんとおとうさんは海です
それでね、だからわたしはいつか海にかえります
そのときは先生もつれて行ってあげるね」

3ページ目。
「先生はいつもどんなゆめを見る?
わたしはいつもこわくてへんなゆめを見ます
ずっとずっとまえからです
でも今はあんまりこわくありません
まっかな海から声が聞こえるけど
その声がとてもかなしそうでかわいそうだとおもうからです
もしかしたらさみしいのかな
わたしが行ってあげたらうれしいかな
先生はどうおもう?」

その後のページにも、隙間なくぎっしりと文字が敷き詰められている。

33:村中 樹水
10/09/03 21:22:19 0
屍人どもを狩ってから心が落ち着かない…
妙な声も聞こえてくる。頭の中でわめいている…
体はボロボロ、服は血まみれもう寝たい…
心が…落ち着かない…無償にイライラする。
今人に会ったら切りつけてしまいそうだな…
…?誰だ…嫌だ…やめろ…意識が…遠くなって……
(その場で倒れる)

XBOXでSIREN出ないかなー(・3・~♪)


34:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/09/03 21:57:37 0
【まなsお久しぶりです^^ここは規制多いですよね?】

=====夢の中=====
長い闇が続いていた。闇はいつしかあけてひとつの光が見えた。
その小さな光はやがて広がりある景色が広がる。
自分はそこをしっていた。ここは・・・・・・・・・
思い出せない。けれどものすごく懐かしい感覚に見舞われた。
それはものすごく遠くて、そして自分にはもう無縁なもの…。

モダンな住宅の中の玄関の前に自分はいた。おそらくここは羽生蛇じゃない。
ここは・・・・・。
そしてふと、近くにかけてあったカレンダーを見た。
「2003年」--------------自分がいた世界の時代からすれば未来だ。
時間的には未来。けれどそれは自分の記憶にとって過去でもあった。
懐かしいと思ったのはそのためだったのだろうか?
ここは、自分がかつて住んでいた場所なのだろうか?
何世紀も以前の話のはずなのに、どうしてこんなにも思ってしまうのだろう。
そのときすぐに自分は夢を見ているのだとわかった。
神の肉を食し、呪われた自分は呪いを解くまで、元の世界に戻れることはない。
誰かが自分を呼んでいる、そんな気がしたのは気のせいか?
いまさら誰が自分を呼んでいる?それは聖子じゃないとは明らかだったが…。

中に入ってみようと、靴を脱ぎ家に上がると、奥の部屋からすすり泣く声が聞こえてきた。
----------------------- どうしたのだろうか?
外は晴れているのに、家の中は薄暗く、まるできりでもかかっているかのようだ。
その泣いている女性は、泣きながら、よくきいてみると何かをつぶやいていた。
もっとよく聞こうと、声のするほうへむかうと、そこはダイニングルームのようで、
近くにはキッチンもあった。そして大きなテーブルについている椅子に腰掛けている人を見る。
先ほどの泣いている女性----------何がそんなに悲しいのだろうか?
自分は、その女性をただずっと見つめていた。
そして内側から湧き上がる何かを感じる。それが頂点まで達したとき
両方の瞳から顎にかけて伝うものがあった。自分が泣いている-----------?
この家と同じように、その女性も知っていた。彼女がずっと自分を思ってくれたのか?

『玲を………玲をどうかお守りください………』
その女性はロザリオのペンダントにすがりながら、そう神に祈っていた。
彼女はキリスト教徒のようだ。そして一番自分の心に引っかかったのは
「玲」という存在だった。それはまさしく幼少のころの自分の名前だ。
そしてわかったような気がした・・・・・。
それを聞いた後、ドアの影から出てきてうつむいている女性に話しかける。

----------------------お母さん……?

そのとたん、目の前は急にあのときの闇に包まれた。もう会えないのだろうか?
だけど一瞬、彼女がこっちを見て微笑んだような気がした。

====アーカイブ【有沢玲の絵】が追加されました。====
何度も羽生蛇の夢を見た玲(後の夜沢)がかいた教会の絵。
不入谷教会と思われる。


35:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/09/03 22:31:40 0
闇が再びあけると、暗く冷たい病室の天井が現れた。
そう…あれはやはり夢だったのだ。夢であれば覚めなければよかったのに…。
夢の中の自分が泣いていたように、現実世界の自分の顔にも涙がついていた。
そこまでリアルな夢があっていいものなのだろうか?
夢を見るたびに、自分の心が弱くなっているような気がするのだ。人間のような。
自分は再び、喜怒哀楽のある「人間」に戻ってしまうのだろうか?
この絶望的な世界で、そんな感情など自分にとって不要なはずだ。

赤い水の所為なのか、思ったより体の回復が早かった。
疲労が完全に取れた体を起こして、病室を見渡すと
先ほどの少女が、苦しそうにベットに横になっているのを見る。
少女の顔からは汗が出ており、呼吸も荒い----------。
「大丈夫か!?」
急いで少女のベットのほうに駆け寄ると、反射的に少女の額に手を置く。
この世界で熱を出すことなどありえないのに。
そう思って、すぐにその手を引っ込めると、心配しながら彼女を見つめる。
「夢で…うなされている………?あれ?これは・・・・・・・・」
目を落とした先に、少女の日記帳が落ちていた。ついていたはずの鍵は壊れ
閲覧することが可能になっていた。そしてやさしく拾い上げると、
その開いているページを読んだ。
「先生?先生っていったい何者なんだ………
それにこの少女、海で拾われたって…だけどこの村に海があるわけない。
よそから来たものなのか?それとも……「向こう」……
いや、そんなことありえない。彼女はどうみても人間だ。
だけどこれ、「海還り」と「海送り」にどことなく
一致するものがあるような気がする……。それに真っ赤な海…
彼女はまさか私たちが異変にあうずっと以前に異変に巻き込まれたのか?
彼女は海に呼ばれている……だけどそれはまずい。
しかしいつの日かに彼女に会ったことがあるのは、気のせいか?」
日記を読み終え、心の中で考えてみる。
しかし日記は読めたものの、そのせいで謎が深まるばかり。
「君は誰なんだ・・・・・・・・?」
小さく少女に話しかける。この声では、起きる筈もないのだが。


36:まな ◆VGuiF1SEAg
10/09/04 12:15:32 O
【ですね~。とにかく、またよろしくです!】

酷い悪夢から醒めると、そこには白い世界が広がっていた。
深く息を吸い込み、乱れた呼吸を整えながら、ここが病院だということを思い出す。
だが、眠る前には手の中にあったはずの日記帳が無くなっていることに気づくと、
慌てて躯を起こし、病室の中をぐるりと見回す。
日記帳は、枕元に丁寧に置いてあった。
すぐにそれを腕の中で抱き締める、眠る前にもそうしたように。
少女はそれで安心したようだったが、鍵が壊れていることに気づくと、不安気に慶都を見る。
少女の瞳からは疑いの色が窺える。
故意に鍵を壊して中を盗み見たのか、とでも言っているかのように。
その時、悪夢で見た光景がフラッシュバックのように視界にちらつく。
それはとてもおぼろげな物だったが、少女は慶都にはっきりとした恐怖を感じた。
思わず悲鳴を上げそうになり手で口許を押さえるが、少女は元々声を出すことが出来ない。

―知ってる。この人のこと……

自然と少女は慶都から離れ、二人の間に距離を作る。
後ずさる少女の背には、病室の扉がある。

―でも、誰?

後ろ手に扉に指を掛けると、勢い良く開いて廊下に飛び出した。
その反動で壁に躯を強く打ち付けたが、少女は怯むことなく廊下の奥へと走って行く。

―わからない。でも逃げなきゃ……。だって、あの人……




―“何か”を食べてた


37:?? ??
10/09/04 18:27:05 0
…?一体ここはどこだ?民家の中らしいが…
俺は確か…儀式の秘密を知って殺されたはず…
しかもこれは俺の体ではない?血まみれの服に
鏡はどこだ?鏡を見たらわかる…
…!!俺の顔じゃない…!じゃあ俺は誰だ?
ここはどこだ?俺は死んだのに蘇った?

名前:?? ??
年齢:??
性別:男
以下全て謎

※村中デス※

38:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/09/04 18:37:27 0
少女が目を覚ますと、うそのように先ほどの苦しそうな表情は消えていた。
そして彼女は、慌てるように何かを探していた。
たぶん、あの日記帳------。それほどまでに大事なものなのか?
それとも、見られてはまずいものだったのか?
どっちにしろ、彼女にとって肌身離さずにはいられない品なのだろう。

案の定、少女は慶都が枕元に置いといた自分の日記帳を探し出すなり、
ほっとしたようだった。だが、彼女はその日記帳を見て
ちょっとした変化に驚き、そしてこちらを疑うような目で見てきたのだ。
『お前がやったんだろ?』と言わんばかりに--------。
そう疑われると、真実を言わなければという思いにかられ
少女に対して、業とじゃないことを証明するように言う…

―「すまない。地面に落ちていて拾ったときには、鍵は破損していた……」

中身までも見てしまったことは言わずに、一部の真実だけを伝える。
だが、少女の自分に対しての疑いの目は、恐怖を帯びた目にへと変わって行った。
いったい、彼女は何を悟ったのだろうか?
自分でも検討がつかなかったが………。
さっきの悪夢で恐ろしいものを見て、現実世界とビジョンの区別がつかなくなっているのか?
その悪夢の中に、自分は恐ろしい存在として現れたのは、彼女の様子を見て明らかだ。

「あ!ちょっと待て!外は危険だ!」

その様子だったらありえるとは思っていたが、油断しているすきに
彼女は自分から離れて、病室の外へと逃げていってしまった。
だが、彼女は子供。追いつけないわけがない。
今からだってあの少女を引き止めることは可能だ。

―急にどうしたっていうんだ・・・・・・・わけがわからない!

心の中でそういいながら、とにかく少女の後を追いかける。
生存者は一人でも多く救いたかった。絶対に彼女を捕まえなくては…。

少女の姿がすぐそこにあった。自分の前を走っている。
―「待て!どうして逃げる?」
そう言った後に、逃げる少女の腕をつかんだ。
そして無理やりこっちを向かせると、小さな声で、だが鋭い口調で
少女の目を見ていった。その瞳には必死さが現れている。
「逃げたって、あいつらに捕まるだけだ。もっと自分の命を大切にしろ…。
病室で待っていれば求導女…聖子も戻ってくる。だからそれまでおとなしく
病室で待っているんだ。君もみただろ?あの村人を……
あいつらはもう…人ではない…異質な存在。あんなやつと同じになってもいいのか?
なりたくなかったら、私と一緒に来い……。
もしも待つのが嫌だったら、先に教会へ行っていよう…聖子なら大丈夫」


39:神代 聖子 ◆uTtdYomZuE
10/09/04 18:55:49 0
>>37なぞめいたキャラが登場ですかwどんな展開になるのか楽しみです)

求導師様にはやく伝えないと……
この非常ベルは・・・・・(ためしに押してみる)
・・・・・・だめ、鳴らないわ。他をあたってみましょう…

ん?あれは・・・・・・いけない!やつらに見つかってしまった!
それにあれは、「里村麗子」……求導師様を探しているに違いない。
(すぐに方向転換して、別の道を通ろうとする。その後を屍人里村が追いかける)

(病棟同士をつないでいる渡り廊下のドアを閉め、うち鍵をかける)
これで少しは時間稼ぎができるわ……
(そうつぶやき、急いで非常ベルを押していく、だが壊れていて鳴らない)
ここもだめ…ここも………そういえば、まだ下に非常ベルが残っていたような?

【ダン! ドガン! バン! ガチャリ…】

はっ!!?ドアが開けられた。まずい早くしなければ…
(逃げるように階段を駆け下り、非常ベルを押す)

【ヂリリリリリリリリ……!】

警報がなった…お願い、求導師様。気づいてください……

【終了条件達成】

40:?? ??
10/09/04 19:59:34 0
自分は誰だ?いや記憶はあるんだが…自分の体じゃない…
ん?胸ポケットに生徒手帳が入ってる…
?村中…樹水…この体の持ち主か。悪いことをしたな…
ここはあの本に載っていた『異界』だな。
村中さんは多分異界に飲み込まれたのか。
これからどうする…?

終了条件:村中について情報を得る

>>39
謎めいてます。村中は一時停止w


41:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/09/04 23:42:09 0
>>39
―非常ベルだ…まさか神代さん。
火災の際に鳴る火災警報が病院全体に鳴り響く。
きっとこの音は病院の外にまで漏れているだろう。
決まったことしかしない屍人がわざわざ非常ベルを鳴らすはずが
ないと思い、聖子の身に何かあったのだとすぐにわかった。
壊れずにそのままの非常ベルがあるところといえば、
この病棟の地下の廊下だ。危険を伝えているのか?

―君も一緒に来い………

「まな」の腕をつかみながら、急いで「神代聖子」のいるところに向かう。
地下へいける階段を駆け下り、聖子を探す。いまだ非常ベルが鳴り響いており
赤いライトは点滅していた。そしてすぐそこにナース服を着た異形な存在が
そこにはあった。

―里村………目的は私だろ?私はここにいる…

刹夜薙を抜き、そのナース屍人に構える。
白銀の刀身は、非常ベルの赤いライトに照らされ不気味なほどな
紅に染まっていた。そして夜沢の瞳もその光を反射させている。
―……つかの間の静寂……―
そのほんの一瞬の時間を見計らって、里村のほうへ走る。
彼女が後ろを振り向くそのとき既に、彼の刹夜薙は彼女の体を
貫いていた。それと同時に響く甲高い悲鳴―――。
刀を持つ手に重みがかかると共に、里村の体はその場に崩れるかのように倒れた。

――これで大丈夫だ……だけどすぐに起き上がってくる……。

里村の体から、刀を抜く。その刀には赤黒い液体が付着していた。
子供の前でこんな姿を見せてしまったことに、少しいけないとは感じたが
この世界ではそういっていられないのだ…。
きっと少女も自分に対して、もっと恐怖を覚えたに違いない。
仕方ないのだと思いながらも、その口から出るのは、
力が抜けたようなため息ばかりだった。

―教会へ行こう……

それ以外にいえる言葉など、今の彼には思いつかなかった。
刀身を拭き終わるなり鞘に収めると、聖子とまなにそういって。

42:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中
10/09/05 00:38:03 0
前スレ見つけておきました!
URLリンク(logsoku.com)


43:村中 ??
10/09/05 18:59:31 0
玄関にバリケードを作っていたということは
屍人が来ない様にここでゆっくりしてたってことか…
それにしてもこの四角い箱はなんだ?
青い光を放ってるが…とりあえず持って行こう。
狩猟銃は紐を使って背中にくくりつけておいて…
刀は腰に…完全武装だな…さーて外に出ようか。
!!屍人がこっちに来る。民家の中に隠れよう!
(2階に上がり、ドアを閉める)
「落ち着け…村中…冷静に…そういえば…」
この体の持ち主と名字が一緒なのだ。
(階段を上がってくる音)
ひぃっ…死んだ後も怖がりはなおってないな…
もう30を迎えて子供だっているんだ…生前だけど
怖がっては駄目だ…前に進めない…
自分に暗示をかけドアを思いっきり開けた。



44:神代 聖子 ◆uTtdYomZuE
10/09/05 21:24:38 0
非常ベルを鳴らすなり、すぐに物陰に隠れると
ナース屍人に気づかれぬように息を潜めた。
そして間もないうちに、誰かがこちらにやってくる音が聞こえた。
警報を聞きつけて、夜沢が助けに来てくれたようだ。
彼が来てくれれば安心だと言う様に胸をなでおろすと、
その様子を影から見る。
一瞬の出来事だったが、夜沢は刀でその屍人を倒したようで、
刀身を屍人の体から抜いて鞘に収めていた。
そして、屍人が動かなくなったのを悟ると、すぐに陰から出て言う。

――ありがとう御座います、求導師様…助かりました……
    本当は貴方の危険を伝えようかと思っていたのですが。

夜沢のことも気になってはいたが、何よりもまなのことが気になった。
小学生くらいの子供なら、こんな恐ろしい光景を目の当たりにしてしまえば、
ショックを受けたに違いないからである。

――大丈夫?だけど求導師様が倒してくれたから安心ね…

まなに安心させるように微笑みかけながら、そういうと、
そのあともう一度夜沢のほうを向きこう言った。
――そうですね。急ぎましょう。どうか・・・・・しましたか?
    なんだか元気があまりないようですが……

45:まな ◆VGuiF1SEAg
10/09/05 23:36:31 O
聖子とも合流し、三人で教会に向かうことになった。
病院よりは、安全な場所であるに違いないだろう。
だが、少女の表情には一層の陰りが見える。
少女は常に慶都から一定の距離を保って、後ろを付いて来ている。
先ほどの一件もあって、少女の心中で慶都への不信感は増すばかりだった。
実はこの女性も騙されて付いて来ているのではないか、と少女は聖子の顔を覗き見る。
もしもそうなら、あの夢のことを一刻も早く彼女に伝える必要がある。
夢で見たのは間違いなくあの男だ。
そして、何かの生き物を貪るように食べていた。
普通の人間の行動とは、とても思えない。
ただし、この男に悟られることは絶対にあってはいけない。
正体を知られていると分かれば、きっとこの男はあの刀で……―

少女はそれ以上先は考えるのを止めて、早速行動に移ることにした。
少女は無言で聖子の服の裾を軽く引っ張ると、茂みの方を指差す。
催したふりをして、聖子だけを連れ出すつもりなのだ。
日記帳にはまだ空白のページが残っているので、筆談でこの話を伝えることが出来る。
いざという時のために、病院で拾っておいたボールペンが早くも役に立つ。

46:村中 ??
10/09/06 17:21:15 0
ドアを開けるとちょうど前に屍人が立っていた。
それをお構いなしに切りつけた。
「う…うわぁ…」
頭から血を流し倒れた。グロテスクすぎる…
きみわるがっているときだった
(うわっ…何だこれ…?)
「え?誰かいるのか?」
(目の前が真っ暗だよ…何にも見えない…であなたは誰)
「君は村中樹水か…?」
(ああ、そうだけど?あなたは?)
「自分は村中匡樹だ…」
(嘘お…おじいちゃんの名前と同じ…)
「え?そのおじいちゃんはどうなったのかな?」
(確かなんかの学者をしてて調査しに行ったきり
帰ってこないって…)
まじか…俺の孫か…ウソだろ。あり得ない…
(変な感じーじぶんの体がないって…)
「俺の孫だろ。しっかりしろ…」
こんなこと言ってみたが正直混乱している。
(やっぱりお爺ちゃんか…感動の再会とはいかないね…
とりあえずここを出ようよ。バリケードの材料なら教会にある)
「ああ、わかった。」
落ち着いているようだが面白いくらい困惑ししている。

終了条件達成

キャラ紹介
名前:村中 匡樹(ムラナカ タダキ)
性別:男
年齢:30
職業:学者(地域の言い伝えなどを調べる)
キャラ紹介
村中のおじいちゃん。秘密の儀式を研究するために来たが、
秘密を知り、信者に殺された。今は村中から体を借りている。


47:神代 聖子 ◆uTtdYomZuE
10/09/06 19:44:16 0
>>45
夜沢の後について、教会へ向かう途中、
少女が自分の顔をのぞくのを察知した。自分に何か伝えたいことでも
有るのだろうか?だけど、自分から聞いて話したがらなくなっても
いけないと思い、少女のほうから話しかけてくるのを待っていると、
その少女は話さないことを我慢できなくなったのか、
自分の求導服の裾を無言で引っ張り、茂みのほうへ導こうとしていた。

―どうしたの?

茂みを指差していることから、トイレに行きたいのかとふと思い、
しばらく考えた後、夜沢にここで待っていてくれませんかと頼むと、
早速少女の指示に従って、二人で茂みのほうへ行くことにした。

48:まな ◆VGuiF1SEAg
10/09/06 20:34:21 O
何とか聖子だけを上手く誘い出すことに成功した少女は、
慶都には見咎められぬように、茂みの間を通り抜けて林の奥まで聖子を連れて行く。

木の陰で少女は日記帳を開き、白紙のページにボールペンで何事かを一心不乱に書き込んでいる。
それを終えると、ページを見開きにしながら聖子に手渡した。
そこには走り書きのような文字で、こう書かれている。
『わたしは生まれつき声がだせないんです
だからこうして書いておねえさんに伝えます
あの男の人のことをしんじないでください
あの人はきっとわたしとおねえさんのことを殺して食べるつもりです
わたしはいつも同じおかしなゆめを見ていました
でもさっき病いんでみたゆめはいつもとはちがって
あの男の人が 生きものを食べているゆめだったんです
きっとあの人がそばにいたから、そんなゆめを見たのだとおもいます
ぜんぶゆめだけどほんとうのゆめです
あの人はわたしたちをしんぱいして、すごくやさしいフリをするけどぜんぶうそです
ふつうの人げんみたいにしてるけど、きっとバケモノの仲まです
どうかわたしのゆめをしんじてください』
少女は自分を信じて欲しいと縋るような瞳で、聖子を見つめている。

49:神代 聖子 ◆uTtdYomZuE
10/09/06 20:53:20 0
>>48
林の奥まで誘われると、彼女はなにやら大切そうに持っていた日記帳を開き
そこに黙ってペンで書き込んでいた。なぜ口で言わないのか疑問に思ったが
その理由は日記帳の文章を見てすぐに理解できた。
彼女は声が出せない―。それで今まで何も言わなかったのか…?
納得したような表情をしてその文章を読み進めていくと
その表情は、焦りを覚えたような表情に一変した。
―この子…求導師様の正体に気がついている……?
心の中でつぶやくが、その息を呑んだ表情は隠すことはできない。
その「生き物」というのは何かはすぐに分かった。
なぜなら自分もそこにいたのだから。何世紀にもわたって、
彼と共にいたのだから。その「生き物」こそ「堕辰子様」だ。

…求導師様はそんなこと絶対にしないわ…彼を…信じてあげて。
たぶんそれはただの夢。この村がこんな風になったから
貴方も混乱しているのよ。落ち着けばきっと大丈夫……安心して。
私が一緒にいてあげる。約束よ?

その夢は絶対ただの夢なのだという思いをこめて強く言う。
だがその少女はそれを信じてくれるだろうか?
それに自分の正体まで知った日には、その少女に逃げ場はあるのだろうか?
しかし、正体を知られたところでこれといった問題はない。
こんな少女に堕辰子様を復活させる儀式を邪魔されることは
まずありえないからである。だけど、油断は禁物。あからさまに話すことはできない。

とにかく、行きましょう……求導師様も待っているわ…。
なにかあったら私に相談していいから…。

50:まな ◆VGuiF1SEAg
10/09/06 21:38:18 O
>>49
日記のページを読み進めていく聖子の表情を、少女は注意深く観察していた。
とても驚いているようだが、それも仕方のない話だろう。
この内容は、あの人とずっと行動を共にしていたであろう彼女にはあまりに衝撃的過ぎる。
人間の皮を被った化け物の正体を知ってしまったのだから、驚いて当然だ。
だが、この優しい女性ならきっと真実を受け止めて自分を信じてくれるはず。
そう願いながら、少女は聖子の言葉を待ち続けた。


彼女は、信じてはくれなかった。
“それはただの夢”と諭すばかりで、しきりにあの人を庇うようなことばかり言う。
それどころか、まだ正気に戻っていないというようなことまで言われた。
つまりあの人を疑う気など、この女性には全くないのである。
もっと他に説明のしようがあったかもしれない。

あの人を信用することは絶対に出来ない。
だが、ここで逃げ出したところで行く宛てもないのだ。
少女は聖子の手を取り、共に慶都の元へ戻ることにした。
安全な場所で眠らなければならない、そう考えたのだ。

―また、あの夢が何か教えてくれるかもしれない

51:村中 匡樹&樹水
10/09/06 21:38:54 0
孫が出来てたなんて嬉しいなぁ…まぁ俺は30で若すぎるおじいちゃんだが
(さっき説明したとおり異界に来ていろいろあったんですよ)
「本当に不老不死なのか?」
(なら自分を銃で撃ったらいいじゃないですか)
「バカ…そんなことできないよ。そういえばおばあちゃんはいるのか?」
(まだまだ元気ですよ。あと30年は生きれるよ)
フフッと微笑んでまた歩き出した。
少し歩くと大きな建物が見えてきた。
「あれが教会か…?」
(そうです、でも中荒れてるかも…」
教会のドアはなぜ壊れており、中が丸見えだった。
「確かに長いすはバリケードに使えそうだな。」
(それにここ…誰かいますよ…)
「えっ?どこにいるんだ?」
辺りを見回しても誰もいない…
(過去が見えるですよ。さっき説明したから言いませんけど。
過去が変わってる…3人?いるのかな。遠くの方に1人…)
本来なら自分の孫を変人扱いしてしまうのだが信じたほうがよさそうだ。

終了条件:『人』の正体の確認
第2条件:時空の狭間に到着



52:にゃん
10/09/06 21:54:30 0
ずっと来てない人は屍人になっちゃう ;w;
村中も過去に行きたいと願う。というか一回行った ;w;

53:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/09/06 22:14:04 0

聖子とまなが茂みから再び出てくるのを確認すると
茂みのほうから目をそらして教会のあるほうへと目をやった。
相変わらずマナ字架を右手でいじりながら、その瞳は無表情で
まるで人形かマネキンのようだった。

「行こう…すぐそこだ。」
それだけ二人にいうと、あとは周りの様子を警戒しながら
前へどんどんと進んでいく。
雑木林の向こうには教会の屋根が見えて、しかも静寂に包まれていた。
だが、何か不思議な感覚を感じたのか、一瞬足を止めて再び様子をうかがった。
だけどそれは、別に屍人たちの気配ではない…
それで少し安心したのか、止めた足を動かして教会の中に踏み入る。
教会の中は外の様子と同様、とても静かで、木製のマナ字架が
ひっそりとたっていた。祭壇には分厚い本がのっており経典のようだ。
「これ・・・・・・・・」
小さくつぶやくと、マナ教経典を手に取り、一番後ろのページをめくろうとした。
自分は以前にここに何かをはさんだような気がするのだ。
とても大切なものだったような気がする。そしてそれは、開いたページに
閉じたときと同じ姿で現れた。一枚の写真―。

自分と里村が二人で映っている写真。おそろいの白い服を着て
その胸元には総合病院のネームタグ…。「あのとき」がそのままここにあった。
自分が何度もつかもうとしたのにつかめなかった過去の幻影。
だけど、そこに映る自分の姿に本当の笑顔などひとかけらもなかった。
まるで誰かによって作られたような、悲しそうな微笑。
―今の自分なら、本当に微笑むことができるだろうか―?
そんなことを考えながら、わが子を抱くようなまなざしでその写真を
見つめる。

54:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中
10/09/06 23:46:21 0
Sound Horizon - Sacrifice
URLリンク(www.youtube.com)
宗教とはこういうものなの?

55:まな ◆VGuiF1SEAg
10/09/07 11:40:33 O
教会の中は静まり返っていて、荘厳な雰囲気を醸し出していた。
だが居心地の悪い物ではなく逆に心が落ち着くような、そんな場所だった。
慶都は祭壇のところで、何かの書物に目を通しているようだ。
慶都の動きを警戒しながら、少女は並んだ椅子の一つに腰掛ける。
改めて教会内を見回してみると、気になる物があった。
木製仕立ての妙な形をした物だ。
まるで何かを祀っているかのようにして立てられているように見える。
そういえばあの男も同じ形をした物を持っていたような、と少女は慶都の右手に握っていた物の形状を思い返す。
少し迷いながらも、少女は聖子に尋ねてみることにした。
『あれはなに?』と書いた日記帳のページを開きながら、教会内に立てられている物体を指差す。

56:神代 聖子 ◆uTtdYomZuE
10/09/07 18:34:53 0
>>55
夜沢のあとについてまなと一緒に教会内に入ると
見慣れた景色が広がった。
すると、少女が日記帳のページにあれは何かと
たずねるようにしてあるものに指差している。
「あれはマナ字架よ…羽生蛇の人ならほとんどがしっている。
だってこれが私たち羽生蛇村民の信仰だから…マナ教っていうの」
両手を祈るように合わせる。
「ほら…求導師様が首から提げているのも同じ。そして私も持っている。
私はね、求導師様の補佐をする求導女という仕事についているの。
彼を影で支えるのが役目……彼は私よりも年下だしね。」

57:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/09/12 18:01:17 0
自分を警戒してくる名前の知らない少女と、そしてその少女の
話し相手になっている神代聖子のほうを写真をしまいながら
横目で少し見る。少女が日記帳に何かを書き込み、マナ字架を指差し
ながら自分の日記帳を開きそれを聖子に見せていた。
彼女は声を出すことができない―?
ふとそう思いながら、何故か心が落ち着かない。
いったい何をすればその心は抑えられるのだろうか?
少女だって自分がいれば安心していられないではないか…。
結局自分は人に安らぎを与えることなどできない。
今までだって人間を殺害すること、そして儀式を執り行うことが
自分の使命だったのだから。
求導師としての仕事をこなせても、ほかの事に関しては
自分は不要な存在なんだと感じてならなかった。
少女のことは求導女に任せておこうと、教会を出ることに決めた。
そして教会の扉の前に行き、二人のほうを向く。
「私は出かける。すぐに戻ってくる心算だからここにいろ………」
そういい残して、扉を開けて出て行くと、
ただあてもなく進むだけであった。マナ字架の墓の間を通っていき
知らないうちに、自分は海のほうへと足を伸ばしていた。
そこは最初に異変にあって、記憶を取り戻した場所である。

58:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/09/13 22:05:44 0
【第二日 8時36分 海岸】
でこぼことした白い岩を踏みながら、赤い海の海岸沿いを歩いていく。
血色をたたえた海水は、果てがないかのごとく見渡す限り何もなかった。
ただ、海に下の部分が浸かっている建物や、電信柱などがあるばかり。
しかし、その赤い海の向こうに、なにやら黒い小さな影がこっちに
向かってくるのが分かった。
―あれは………?海送りを終えて帰ってきたのか…。
目を凝らしながら、その影を見ていると、それが変異した屍人であることに気づく。
羽の生えたもの、犬のように四つんばいなもの、そして変異していないと思いきや
顔面が異形なものになっているものまでいた。
この血ののろいは、なぜ人間をそんなものに変えてしまうのだろう…

「生きていても死んでいても厄介な神だ。何度許しを乞うても私に耳も傾けてくれない…
しかもこんな世界まで………これじゃあ、まともに儀式だってできやしない…いったい何をしたいっていうんだ!」
心の中で叫びながら、夜空を見上げる。そして自分の耳にはサイレンのような神の声が
響いているだけであった。まるで神が自分をあざ笑っているかのように…。
あのときから自分にはその音が時々聞こえていた。そのたびに苦しい。神は苦しいのか?
そんなことも思ったりした。人間の言葉ではない声をどうやって理解すればいいのか?
自分の考えていることがあっているかは定かではなかったが、不思議にもそうであったりする。

そして夜空をただ呆然と見つめていると、海の向こうに白い光が現れた。
それはまぶしいほどに美しく、周りを包む闇を貫くかのように天から差し込んでいる。
しかもその光の中に何者かがいた。

―あれは、誰だ…あれは・・・・・・あれは…神代…聖子?



59:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/09/17 21:41:36 0
天から海面にさす光の中、白銀の髪と真紅の瞳の女性が現れた。
見慣れていた顔は、改めてみると美しく、また怪しさを秘めている。
求導服を着た白髪の聖子は、怪しく微笑みながらこっちを見た。
そして彼女の前には良く見ると、黒髪の少年が立っている。
整った顔立ちは冷たさのようなものを醸し出し、夜空を連想させるような
そんな感じであった。

―どうしてこんなところに…?

そしてふと足元を見ると、岸辺に打ち上げられたあるものに気づく。
―これは…やれということか・・・・?だが、どうすれば…
  光介がいないんだ。それじゃあ儀式は始められない!
  だけどやるしかないか…それが使命なのなら……
そして、そのあるものを拾い上げると、大事そうにそれを抱いた。
「ずっと探していた…しかしなぜこんなところに?まさか誰かが?」
そのあるものこそ、全ての元凶である「神」の首だった。

60:神代 光介 ◆Ogp24nx0SI
10/09/17 22:47:21 0
「やっぱり海か…」
今は海岸付近。海送りをみているところだ。
出てきたところを襲撃、足などを折っておこうと考えたが…(数が多い…こんなのやったら疲れるよ…)
軽く20人ぐらいいる。いくら僕でもそこまで相手はできない。
(すぐに安全なとこへ…とりあえず教会!)
そう考えた僕は、教会へ走りだした。
(忙しくて来れませんでした…^^;)

61:神代 光介 ◆Ogp24nx0SI
10/09/18 19:21:22 0
~森林内を移動中~
「はぁ…はぁ…はぁ…疲れたぁ~…」
そう言って仰向けに横たわり、空を見上げる僕。どんよりと曇ってて、赤い雨が降り注ぐ。学生服の内側に着ている青いシャツも、
今じゃ紫色に変色してる。(雨…やまないかな…またみたいな、羽生蛇村の青い空。普通だった頃の青い空。)
いまじゃその夢も叶わない。「あと少しか…肉体でいられるのも。」そう呟いた時に、
羽屍人が飛んでるのを見つけた。何か持ってるみたいだ…すかさず、ポケットから小石を出し、構える。
「っせい!」
小石はまっすぐ羽屍人へ飛んでいき、命中する。奇妙な叫び声を上げたながらどこかへ落ちていったみたいで、
すぐに羽屍人の持ってた物を確認する。雨でぐしゃぐしゃになった一枚の絵だ。(これって…ちっちゃい頃の絵だ。なんでここに?)

アーカイブ : [光介の絵]を追加しました。

62:神代 光介 ◆Ogp24nx0SI
10/09/18 19:33:56 0
アーカイブ:[光介の絵]
幼少の頃に見た夢を色鉛筆で描いた絵。
絵全体に広がる花畑に、
奇妙な生き物と青い何かを持つ人、
学生服の男の子の絵が描かれてる。

きょうはおもしろいゆめみたよ。
ひろいおはなばたけで、
おこったかみさまにたちむかうヒーローと
ぼくのゆめ。
ぼくがたたかえなくてざんねん。
ぼくがたたかうまえに
しんじゃってたからかな?

63:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/09/18 19:49:21 0
(神代s、お久しぶりです^^また一緒に楽しくやっていきましょう)

【第二日 8時55分 蛭ノ塚】
海岸からすぐ近くの蛭ノ塚までやってくる。
干からびてしまった神の首を両手で抱えながら、赤い雨のふる道を
ゆっくりとした足取りで歩いていった。
まなと聖子に約束したとおり、目的地は教会―。
「すぐに戻ってくる心算だから―」と言ったのだ。早く戻らなくては…
そう思いながら、赤と黒が混ざった空を瞳に映しながら
ゆっくりだった足取りを早くした。
そしてふと思い出せば、刹夜薙を教会においてきてしまった気がする。
丸腰、しかも両手には堕辰子の首…屍人に見つからないようにと
用心深く幻視をし、あたりの様子をうかがった。
海送りが始まったばかりということもあり、多少少なくてすんだが。

「そういえばあの少年…見たことがある……あの顔は…」
過去の記憶をたどっていきながら、その少年をさがした。
とても懐かしい―たどってたどり着いたのはあの時だった。
「あれは…私………どうして…………じゃああれは何なんだ?
いくら記憶をたどってもない…それか未来?じゃあ失敗するのか…?
いや、そんなはずない。絶対に成功させなければ・・・・絶対に。
これで終わらせる…」

【終了条件:波羅宿方面へ脱出】
小目的:武器の入手

64:村中 匡樹&樹水
10/09/18 20:49:07 0
海の方から光のようなものが差し込んでくる。
この世界の太陽ではない…なぜか心が安らぐ光だ。
あそこに向かおう。
(今ね調べてたんですが、人はさっき説明した人のようです。)
嫌な予感しかしない。儀式を知り消された身だからだ。
まぁ敵意はないと言ってはいるが…

終了条件1達成




65:神代 光介 ◆Ogp24nx0SI
10/09/18 20:53:12 0
(はい、夜沢さん!)
「え…嘘だろ…!?」
妹によると、堕辰子の首が出てきたらしい…
(クソ!焔薙もねぇよ、どうする…[煉獄の炎]は宇理炎がないと使えない…[火矢]は途中で消える、打つ手なしか。)
(教会いっても、あそこはボロボロだし…そうだ!夜沢の刀…使えるかも知れない)
そのまま、急いで移動する。
屍人が邪魔してくるが、骨を蹴り折って足止めをしておく。

そうこうしてるうちに、ついた。
人の気配がする…視界ジャックをし、様子をみよう…
(一人は…母さん?なんでここに…?
もう一人は…まなちゃんだ、なんであの子までいるんだよ!)
だが、知り合いが二つもいて運がいい
鍵かかってるみたいだから呼びかけてみる。
「おーい!僕だよ、光介だよ!開けてくれぇ!!」

66:神代 聖子 ◆uTtdYomZuE
10/09/18 21:09:52 0
>>65
誰かきたわ・・・・求導師様かしら?
いや違う。あれは…
とにかく、貴女はここで隠れていて…
私が様子を見に行きましょう。
(まなにそういって長いすから立ち上がり、扉のほうへ向かう)

・・・・・・・・・光介……?
ここに何しに来たの?おろかな子ね。
自分から生贄になりにいくなんて…ふふ…
私ははじめ、貴方を神を滅ぼすものとして育てた。
けれど結局貴方は、神に捧げる最後の実となったわ。
貴方に殺されていったかわいそうな人たちの命は
本当に無駄なものになった・・・・。
あの時は私の言うがままにやってくれたわ、光介は…
本当に可愛かった…だから今度もお願いね?
(鍵を開けて、ゆっくり扉を開く)
・・・・・・・・・・・久しぶり・・・・・一体どれくらい長く
貴方の顔を見ていなかったのかしら?
(求導女のベールをはずして光介に微笑みかける)

67:神代 光介 ◆Ogp24nx0SI
10/09/18 21:22:58 0
>>66
久しぶり、母さん。相変わらずだね…
アレのおかげで、僕は強くなったんだから。
今はあの事に感謝してるよ。
(ゆっくりとした足取りで中に入る)
収穫物があるよ、はい、ちっちゃいころに描いた絵。
(先ほど拾った絵を差し出す)
ところで…なんでまなちゃんがいるの?
あの子、なんで巻き込まれてるのかな…

68:神代 聖子 ◆uTtdYomZuE
10/09/18 21:43:40 0
>>67
そう・・・・・だけど仲間はどうしたの?
貴方といつも一緒にいた人たち・・・

「それに本当に馬鹿な男だわ…求導師様は・・・・。
自身の血を何も考えずに分けてしまうなんて。
あの子も光介と同じように働いてくれたけど…
結局救われるのは私自身の魂だけ。
永遠に神として生き続ければいいのだわ。
そうなるのも運命。悪いのは求導師様ですもの・・・(心中」

・・・・・・この絵は・・・・・
(驚いたような表情でその絵を見る)
あのときの風景と似ている…だけどそれは「あの時」じゃない…
これは・・・・・・

え?あの子、まなちゃんっていうの?
貴方の知り合いなのね?何か知っている・・・・?
・・・・私にもよく分からないの。
求導師様が見つけて。それで今ここまできたのだけれど…
なぜかあの子、怖がるのよ。求導師様を・・・。

「あの子は何世紀も以前のことを夢で見た…じゃあ誰の視界を借りて?
あの場には私と求導師様しかいなかった。じゃあ、私の視界を…
だから私を怖がることをしなかったのかしら?(心中」


69:神代 光介 ◆Ogp24nx0SI
10/09/18 21:53:45 0
>>68
ん、はぐれちゃった…まぁ、一人でもなんとかなるよ!
まぁ、僕はそうなんだけど…大丈夫かな…村中さんとか…

ん、これはちっちゃいころの夢に出たを描いたやつ!
あのお花畑、凄く綺麗だった覚えがある…

ああ、13の時に骨折ったでしょ?その時に出会ったんだ。なんとか挨拶ぐらいはしてくれる程なんだけど…

70:神代 聖子 ◆uTtdYomZuE
10/09/18 22:03:49 0
>>69
13・・・・・?どういうこと?

「光介が13歳だったのは、87年も昔のことだわ…。
彼女にも神の血が?だけどそんなはずは・・・・
きっと光介の間違いね(心中」

それと、求導師様を見なかった?

71:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/09/19 00:40:02 0
そのまま油断して波羅宿方面に向かっていくと、いきなり
向こうにいた狙撃手がこっちに発砲してきたらしい。
足元に銃弾が直撃した。驚いて後ずさり、そのあと有無をいわず急いで
赤い鳥居のほうへ駆け上がると、そこには朽ち果てたお社が。
あちこちが痛んだ建物のふすまには、たくさんのおみくじがくくりつけられていた。
賽銭箱にはいくらかのお賽銭が入っており、ふたを開けるための鍵穴がある。
そしてその上には大きな鈴。鳴らせばきっと、周りにいる屍人がやってくるだろう。
とにかくそれは後回しだ、と思ったのか、そこはスルーして社の中に入った。
狭い畳の空間のおくには、いろいろなものが祭られており、何本かの破魔矢と弓がある。
それが武器に使えると思い、派手な色をした弓と破魔矢を手に取ると、
強度を確認して様子を見た。何世紀も生きていれば、剣道や弓道などの武術は
時代の流れと共に嫌でも身につく。第二次世界大戦のさいは、ライフルの訓練などは
よくやったものだった。しかし、村にただ一人の求導師である自分は、実際
戦場にいかされることはなかった。政府に知られればえらいことだが、
そんなことは自分にとってまったく怖いものではない。本当の恐怖というものを
知っているのだから。

すると、社のほうに近づいてくる足音が聞こえてきた。
幻視をしてみると、それは村人だった。手には何も持っていないが
薄汚れて、血液が付着しているところを見ると、紛れもなく屍人だ。
息を潜めて、社の中でしゃがむと見つかるのを覚悟に、破魔矢を構えた。
白い肌からは、汗がにじみ出て、また額からも冷や汗が出ていた。
しかしその屍人は、社のふすまのほうには行かずに、裏のほうへ向かっていった。
その屍人の目を借りて映る景色には、ダイヤル式の鍵がかかった扉が見える。
たぶん、そこをあけようとしているのだろう。
弓を下ろして、しばらく幻視を続けていると、屍人は「4532」という
四つの数字を上からあわせていった。そして鍵が外れると、ドアを開けて
中に入りうかがっている。中には何もないようにも思えたが、
よく見てみると、汚れた金属製のバケツの中に、
バールが入っているではないか。別の武器として使えるだろうと入手することに決める。
その前に、屍人がここを去るのを待つことにした。

屍人が、バールの存在に気づかなかったのか、何もせずにこの部屋を出ると、
再び鍵をかけて、鳥居をくぐり下へと降りていった。
いったのを確認するなり、ふすまを開けてダイアル式の鍵がかかっている
扉のほうまで向かう。頭の中で一応覚えておいた「4532」という数字どおりに
ダイアルを回していくと、「かちゃり」という音と共に、ロックが外れた。
社の裏倉庫のドアを開けて中に入るなり、バケツの中身をすぐに見て
そのバールを入手。何度か使われていたのか、傷はついているものの
あまりさび付いているようではなかった。
あとはあの狙撃手を倒して波羅宿方面へ向かい教会へ到着すればいい。
【第3日 夜沢慶都 8時23分 終了条件2クリアの為の必要行動達成】

そして表のほうへ戻ると、社の畳に隙間があるのを見たような気がした。
しかし、今はすぐに教会へ戻らなくてはいけないので、構う気はない。
少し気になりながらも、そこを後にし、赤い泉の前を通って、上から
狙撃手を矢で攻撃することにした。

アーカイブ【水蛭子神社の破魔矢】が追加されました。
社の中で飾られていたものの中のひとつ。
赤と白という破魔矢ならではの色をしており、小さな鈴がついている。
矢の真ん中あたりには、古びた紙がくくられて、「水蛭子神社創設記念」と
筆で書いた文字が書かれてある。すでに廃れてしまった神社だが、
残った信者がたまに様子を見に来ているのである。

72:まな ◆VGuiF1SEAg
10/09/19 01:19:15 O
教会にやってきたのは神代 光介だった。
化け物が襲来したわけではないことが分かり、少女は密かに胸を撫で下ろす。
彼と少女が多少の面識があることも、その理由の一つだった。
そう、彼と出逢ったのは確か―

つい最近のことのはずなのに、遠い昔のことを思い出しているような、
そんな言葉に出来ない違和感を覚えたため、少女は思考するのを止めた。
とにかく彼と少女は、面識があるのだ。
少女は挨拶が出来ない代わりに、光介に向かって頭を下げる。

光介の持ってきた絵に少女も興味があるようで、覗き込むように眺めている。
その絵は、花畑を戦場にして“かみさま”に立ち向かうヒーローと光介の絵だった。
何故か少女は、そのヒーローに対し嫌悪感と敵意を抱いた。
“かみさま”に逆らうことは悪いことではないか、漠然とではあるがそう感じたからだ。

73:神代 光介 ◆Ogp24nx0SI
10/09/19 07:05:40 0
>>70
覚えてないかも知んないけど…
僕、木登りの時に落っこちて骨折ったんだよ。
その時に同じ病院だったんだ。
あ、夜沢さんは見てないな…妹は水蛙子神社にいるって言ってるけど…
>>72
やほっ、相変わらずだね。
(微笑みながら手を上げ、挨拶する。)
どう?調子は。
変わらず喋れないみたいだけど…
会えて嬉しいよ。
どうやってここに来たの?
(そう言いながら近づき、拾った色鉛筆を渡す。)

74:神代 聖子 ◆uTtdYomZuE
10/09/19 12:40:23 0
>>72
「まなちゃん…」
少女が教会の奥から出てくるなり、光介から教えられたその少女の名前をつぶやく。
彼女が神代光介を見ると、なんとなく何かを考えているようにも見えたが。
しかし面識があるということもあり、少女は頭を下げて挨拶を息子にしていた。
自分は口を出さずにしばらく二人の様子を眺めておくと、その少女は光介の異様な絵に
興味をもったような感じで、その絵を覗き込んでいる。
幼いときに書いた、可愛らしくそして個性的な絵に普通の子なら面白がるところの
はずなのだが、なぜかその少女にはそんな表情など一切存在しなかった。
逆に、ある「何か」に対する嫌悪の表情を漂わせている。
いったい、その”何か”とは何なのだろうか?ここにのる異形な神か?
それとも・・・・・・・・・・

>>73
すると光介が先ほど出した質問に対して、答えてきてくれた。
質問にならない質問をしてしまったから、分からずそのまま答えられないのも
無理はなく、彼の口から出るのは曖昧な答えだ。
しかし、後者の質問は意外にも理解できる内容だったため、
それに対して自問してみる。
「神社?だけどなぜそんなところに・・・・。
そこには何もなかったはず。ただの薄汚れた社があるだけ…
社が・・・・・・・・・・・」
すると遠い昔の記憶が鮮明に浮かび上がってきた。
そう、あれは神の肉を食す以前の自分。飢饉のさなか、必死に
水蛭子様に救いを求めていたころの記憶。



75:神代 光介 ◆Ogp24nx0SI
10/09/19 13:18:26 0
>>74
「うん…あそこ、
よくお参りとかしてたよね。
僕はどういう神様だかは
わかんなかったけどさ。」
そういいながら、
ぶらぶらと教会を見回る。
(派手にやったな…下手したら崩れるよ、
この教会。)
辛うじて爆発に巻き込まれてない
椅子などがあるが、
爆発が起こった場所は黒く焦げ、
木片が転がっている。
「村中さん、何してるんだろ…」
片手に3cm程の青い炎を出し、
前方に投げて見る。
まっすぐ[火矢]は飛び、
カーテンに当たる。
ほんの少しだけ燃え、
今にも消えそうな印象だ。
(宇理炎なかったらこの程度か、
頼りにならないな…)

76:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/09/19 13:24:45 0
狙撃手はどうやら、民家のある方向を警戒しながら銃を構えており、
多分自分が逃げていった方向を見ているのであろう。
上の茂みから、自分が狙われえていることなど狙撃手は気づいていない。
とてもいいチャンスではあった。これならいける。
夜沢は破魔矢を狙撃手に向けて、照準をあわした。矢の場合、銃弾の
速さよりは劣るので、放物線もやや大きくなる。
それを踏まえて放たなければ、絶対に失敗するのだ。
神経を集中させ、弓を引くと小さく深呼吸をする。そして吐き終わるのと
ほぼ同時に矢を放ち、紅白の美しい矢は、見事狙撃手の頭に命中した。
苦しみが混ざった悲鳴を上げて、屍人がその場に倒れこむのを確認すると
すぐさま茂みから出て上から下に飛び降りた。狙撃手の頭は
鋭い鏃により破壊されて脳髄が飛び散り、なんともグロテスクな光景だ。
華と口を片手で押さえながらそれを見るなり、肉片が付着した矢を屍人から抜く。
神の首は風呂敷包みに包まれ、背中に背負うような状態になって、
結び目のあたりに矢をさすと波羅宿方面へ走り出した。

【終了条件達成】

77:神代 聖子 ◆uTtdYomZuE
10/09/19 13:47:52 0
>>75
水蛭子神社・・・・名前の通り水蛭子という神を祭っていた場所よ。
イザナギとイザナミの最初の子として誕生したのが水蛭子様だったの…
だけど水蛭子は、手足も何もない不完全な生命体だったために
海を当てもなくさまよっていた…海をさまよううちに陸に流れ着き
来訪神としてそこの地の者たちに崇拝されたわ。
だけどここの村には海がない…独自の言い伝えとして、水蛭子は
泉から現れたというわね。この信仰こそ、一番初めの土着信仰だったの。
海送りや海還りも、そこから来たのかもしれないわね…。
(そう説明していると光介が、火矢を飛ばしているのを見る)

・・・・・・・・光介、やめなさい!
教会が間違ったら壊れてしまう。
それにいったいここで何があったというの?
(光介が火を出すのをやめさせる)

・・・・・・・・・・それにこの業が、貴方にも使えるようになったのね。
けれどそれは必要のないものだわ。(不適に微笑む)
貴方は求導師様がお戻りになるまで、ここでおとなしく待っているの。
分かったわね?

78:神代 光介 ◆Ogp24nx0SI
10/09/19 15:35:35 0
>>77
「ん…わかったよ。」
(そういわれ、炎を消す。)
「あ、ここはね、一度夜沢さんと戦ったんだ。
その時の爆発でこうなったんだよ。
[火矢]は、マナ十字架に触れたら使えるようになったんだ。
なんで使えるようになったかはわかんないけど…」
(あの時は、本当に頭に血上ってたからな…
手加減できてなかったし。
実力はこれほどか)
よく考えると、守る人とかがいない…
母さんは戦えるかはわからないけど、
まなちゃんは無理だよな…
よし。
「じゃあ、僕は見張りでもしてるよ…」
そういい、僕は外へ出た。

79:神代 聖子 ◆uTtdYomZuE
10/09/19 22:46:13 0
>>78
自分のいうとおりに光介が炎を消すと、
この教会がぼろぼろになってしまった理由を述べてくれた。
光介は求導師様と一戦を交えていたらしい。
「求導師様と・・・・・・よく分かった。
それにそのマナ字架って…それは私のものよ。
だけど今私もつけている・・・・求導師様が時間の歪を作ってしまったのね。
貴方は少し未来からきた…そうでしょ?それにマナ字架は誰から?」
過去と現在と未来が入り混じってしまった複雑な世界では
数々の不可思議な現象が起こる。光介がここにきたのも
何かの縁があってのこと。結果には原因があるのだから。
「・・・・・・そう。だけど逃げるなんてまねは無しよ・・・・・」
教会のそとに出ようとする光介を凝視しながら、先ほどのやさしい口調とは
違い、鋭くそして厳しい感じの口調で言った。

80:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/09/20 00:14:14 0
【第二日 9時14分 大字波羅宿/道路】
あたりはすっかり暗くなり、ライトがなければまったく見えない状態になっていた。
ここには電気が通っておらず、立ち並ぶ廃墟の民家は静まり返っている。
そして周りには数人かの屍人が草刈などの仕事をしており、ときには徘徊している者までいた。
ここでも気を抜くことができないのかと、若干うんざりしたようにため息をつくと
こうしてもいられないと思い、顔をあげて闇に包まれた民家の建つほうへと歩いていった。
虫の鳴き声がどこからともなく聞こえ、それに混じって村人の独り言まで聞こえてくる。
「正面からいったらすぐに気づかれそうだ…ここは川がある下を通っていこう」
いったん足を止めて引き返し、下に下りると、気づかれぬよう身を低くして進んでいった。
コンクリート造りの丈夫な橋の向こうには、木製の橋が架かっている。
そしてそのさらに向こうのほうに、上に上がれる階段があり民家の立ち並ぶほうへいけるようになっていた。
最初はコンクリート造りの橋を渡ろうとはしたのだが、火の見櫓に狙撃手がいることを確認し、
わざわざ遠回りをしなければならない破目になったのである。
「そういえばあの狙撃手どこかで・・・・・・?」
見たことの有るような風貌をした狙撃手。過去に一度あったような・・・・?
そして、とうとう思い出しはっとした表情になった。
「あれは、志村家の人間だ……多分あいつは私が記憶を失う前に私を狙撃した…」

【終了条件:狙撃手を倒し「刈割方向」へ脱出】

81:志村 雅人 ◆u56OX14V9U
10/09/20 01:11:30 0
あれからどれくらいたったのか覚えていない。
自分自身も失ってしまったような気がする。
血液のような赤い雨を全身に浴び続けていると、なんだか気持ちが良かった。
まるで新しい自分に生まれ変わるような、そんな快感。
だが、疑問に思うことがいくつか出てきた。あれほどまでに自分に襲い掛かってきた
村人たちが今ではまったく攻撃してこない。うれしいようなうれしくないような気持ちだ。
それに真っ暗な夜にも関らず、ライトをつけないでいても辺りの景色がはっきりと見える。
いったい自分のみに何が起こってしまったのだろう。どれも、あの赤い水の所為なのだろうか?
まさか自分はすでに彼らの仲間となってしまったのか?絶望の果てだった。
そう思っていると自分が生きてきたことが無駄だとさえ思ってしまう。

名前: 志村 雅人(しむら まさと)
年齢: 25歳
性別: 男
人間or屍人: 半屍人
職業:猟師 /裏組織関係者
キャラクター解説:
夜沢の儀式の邪魔をしていた者の一人で、
かつて人間だったころは夜沢と聖子の真相を探ろうと活動していた。
夜沢たちの正体をとっくの昔に見破っていた彼だが、ほかの村人たちには
信じてもらえず、自分たちの家族だけで行動していた。
しかし、総合病院のナース、里村麗子に仲間が手紙を渡した後殺されたことを
しった雅人は、夜沢の記憶を消すことを目的に行動に出たが、
異変に巻き込まれた二日目、赤い水を大量に浴びてしまい半屍人という異質な存在へと
変貌してしまった。(前スレの789番に出てきたあの人です)

火の見櫓から、この大字波羅宿の景色を見渡しながら自分は何かを探していた。
その何かとは、「生存者」である。猟銃を構えながら民家、そして道路と見て
そのあと川のほうを見たときだった。そこには求導服姿の青年がこっちを見ながら
たっている。彼の手には弓、背中には風呂敷を背負っており破魔矢が何本かある。
「この化け物が・・・・・・今も昔も変わらずにいる・・・・・・・」
自らも人間ではないことを知らないまま、そう口にすると、迷わず照準を
求導師に合わせて引き金を引いた。パンと高い音を立てて、発砲された銃弾は
ターゲットの足のほうへと飛んで行く。

82:村中 匡樹&樹水
10/09/20 11:25:55 0
(とりあえず海の方に行きましょうあの光には見覚えがある
屍人が後ろから大量についてきてますよ。)
返事しようと思った時だった。辺りに銃声が鳴り響いた。
「…は?」
銃弾が右肩を貫通していた。激痛は走らない。
「あ…れ?」
(とりあえず逃げましょう!急いで!)
返事をせずに急いで「光」のほうに走って行った。
走りついた所は崖だった。海は太陽の光が鏡に映ったような感じだった。
なごんでいる時間はない。周りには屍人が、一体どうやって逃げる?
振り向いたときだった。後ろに怪力屍人が…
あっという間もなく海に突き落とされた。
(…またか)
かなりの勢きよいで光の海に突き落とされた。

終了条件2達成





83:にゃん
10/09/20 11:30:39 0
ほんとどうでもいいことだけどこれ終わったらどうなるかな。
今度はゾんびの世界でオリキャラとかやりたいなw

84:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/09/20 16:35:07 0
【終わったらSIREN2をやるか、番外編をやるかをしたいな】

火の見櫓の上にいいる狙撃手を眺めていると、すでに気づかれてしまったのか
銃弾がこっちに飛んできて、足元にある地面に直撃した。
土壌に小さな穴があき、そしてさらにひびができている。そしてそこに
猟銃の銃弾がめり込んでいる。威力は予想以上のものだ。一発で即死に至らしめるだろう。
近くにある死角に身を潜めると、狙撃手が別の場所を向くのを待った。

しばらくして狙撃手が道路側を見ると、立ち上がりもっと奥の方へ進んでいく。
するとその突き当たりに、バルブがあり何とかまわせるような状態になっていた。
しかも奥に何かが入っている。取り出そうと思ってバルブを開けると、中から勢いよくパイプから
赤い水が出てきた。そしてその勢いに飲まれた”何か”は水と共に外に飛び出る。
「鍵?サイレン小屋のだ……一体どうしてここに・・・・?」
とっておく気になり、しまっておくとその場から離れて民家のほうへ行く階段を上っていく。

その近くには古い石造りの井戸があり、水はなくなっていた。ロープなどがあれば
底へ行くことができそうだが、今はそんなものを持っていない。

それよりも、あの狙撃手を倒さなければ向こうへはいけないのだ。やつを倒すための方法はないかと
頭を悩ませ、火の見櫓のほうをちょっと見た。
「このままでは刈割方面へいけない・・・・・ん?あの屋根の上に行けば・・・」
狙撃手のいる火の見櫓のすぐ近くに民家の屋根があり、そこを使えば狙撃手を倒せそうな
予感がした。そこからの距離であれば、この矢で確実にしとめられる。
他の徘徊屍人などに気づかれずに行けば、問題はないだろう。そう思い、いったん
民家の陰に隠れると、他の屍人の視界をジャックした。ほとんどの屍人たちは
向こうのほうを巡回していたが、一人だけ通らなければならない道を何回も通っている者が
いた。あれをまず倒さなければと、幻視を終えて影からその屍人に弓を構える。
まったく気がついていない屍人は、簡単に破魔矢によってその場に倒れこんだ。

「あとは上に行ってやつを倒すだけだ。」
段差を上り、そのまま上り坂を登っていくと民家の屋根の近くまで行くことができた。
ちょっとした隙間はあるものの軽く飛べば飛び越えられるほどの幅だ。
夜沢はそこを軽くジャンプすると、狙撃手から一定の距離はなれたところへいき
先ほどと同じように弓を構えた。矢の先が丁度狙撃手のほうを向いたとき、矢を放つ。
その矢はまっすぐ狙撃手のほうへ向かっていき、見事狙撃手をしとめた。
「やった・・・・・・・」
安心したようにため息をつくと、なぜか狙撃手のことが気になり
火の見櫓上に登っていった。金属製のはしごは、カンカンと高い音を立てて
屍人に気づかれるという不安感を抱かせたが、幸いなことに上まで登ることができた。
そしてその上には無残な姿で倒れている狙撃手。遠くからみたので思い出せる記憶は曖昧だったが
その顔を近くでみたときそれは明確なものとなった。
「やはり…だけどもう遅かったようだ……彼も人間じゃない…。これは何だ?」
====アーカイブに【羽生蛇風土記】が追加されました。====
「風土記……やつは証拠までは見つけられたようだ。だけどもうこれで終わり。
君も無駄なことはやめて自分の人生をおくればよかったものの・・・・・・いくか・・・」

火の見櫓からおりて、刈割方面へと向かっていった。
【終了条件達成】

85:神代 光介 ◆Ogp24nx0SI
10/09/20 17:10:20 0
>>79
「逃げないよ、逃げれないもん。」
(一瞬、暗い表情を浮かべ、外に出る)

さて、屍人はいない。
そして聞こえる銃声。
ここで導き出せた答えは一つ!
やることがない。
「はぁ…なんつう平和な一時。」
安心できるが、決まって次には悪い事が起こるはずだ。
「誰か~…来てよぉ…」
でも、誰も来ない。
ただ虚しい時間を過ごすだけとなった。

86:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/09/20 17:38:42 0
====アーカイブ【羽生蛇風土記】====

志村雅人がもっていた。
羽生蛇の奇怪な歴史の一部が書かれたもので
これは羽生蛇村民話集の元となったものだと思われる。
内容的に、未詳なところがあり前の物語も存在していたらしい。
その物語と考えられるものとして、「羽生蛇村民話集」の
「羽生蛇来訪神子伝」があげられる。
海の存在を知らないためか、そこに描かれている「魚」は
妙な形をしている。志村家の人間がもともと持っていたことから
作者は志村家の祖先と考えられるが、詳しいことは不明である。

●詳細(*口語訳*)
 神魚伝説
異人が村に訪れた数日後。そのときも飢饉が続き、女も異人も
我慢の限界であった。女の名は清弥子之巫女、異人は夜沢慶都という。
ある日、異人が現れた場所と同じところに奇跡が起きた。
二人の、目の前に巨大な魚が落ちてきたのだ。
二人は空腹のあまり、その魚の肉を食してしまうと神魚の怒りにふれ
村に災いが起こるという呪いを受けてしまった。
そして神魚は、「自らの血と肉を我に還すならば赦そう」とおっしゃる。
しかしそれが怖くなった二人は神魚にこう頼むのであった。
「それだけはご勘弁を。しかし代わりに私たちから生まれてきた貴方様の御子を
あなたにお返しします。どうかそれでゆるしてください」
情け深い神魚は、二人の頼みを聞いてあげると「ならばそれでよい」と
お答えになられた。それから二人はそのための永遠の呪縛と命を授かり、
神魚の御子を返し続けることになった。
その後日、村人にそのことを報告すると、女と異人にそれぞれ許婚が
でき、その間に生まれた神魚の御子は、人身御供として育てられた。
神魚は御主堕辰子様として祀られることとなったのである。



87:神代 光介 ◆Ogp24nx0SI
10/09/20 21:07:33 0
敬い申し上げる
天におわす御主
光輝く御姿で現れ給う
ぐるりやみっつの…

(光介の、男とは思えない澄んだ歌声が、
教会を中心に響く…
まるで何かを呼び寄せるかのように。)

88:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/09/20 21:37:58 0
>>87
【第二日 9時30分 刈割/鉄扉前】
教会のある刈割までいくと、棚田には数人かの屍人が懐中電灯を照らしながら
徘徊していた。拳銃や猟銃を持っているものはいなかったためさっきのような
慎重な行動はしなくてもいいだろう。装備をバールに持ち帰ると、
鉄扉を開けて、中に入っていった。すると教会のほうからだろうか、
誰かの澄んだ歌声が聞こえてきた。「奉神御詠歌」だ。
だがその歌声は聖子のものでも、あの少女のものでもない。
自分がいない間に、他の生存者が教会を訪れたのだろうか?
棚田にいる屍人を倒して、教会へいける鉄扉を開ける。そして表のほうへ
歩いていくと、見たことのある人物が目の前に現れた。
学生服を着た少年、神代光介だ。今自分の目の前にいるのは
あのときの神代なのか、それともこのときの神代なのか、少し迷ったが
生贄がいてくれたことはこちらとしてもうれしかった。
これで儀式が行えるのだから。そして自然と笑みがこぼれる。
「君を待っていた・・・・・・こんなところでまた会うとは…」



89:神代 光介 ◆Ogp24nx0SI
10/09/20 21:41:20 0
>>88
私は…光介じゃない…
私は…光介じゃない。
(明らかに、光介ではない声でそうつぶやく。)
あなたは…誰?

90:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/09/20 21:59:11 0
>>89
じゃあ君は何者だって言うんだ?
光介じゃなかったら、君は誰だ?
「たしかに声の感じも話し方も違う。まさか何者かの魂が?(心中」
・・・・・私は夜沢慶都。この教会へきたのも理由があるのか?
何しに来た・・・・・・・(光介に無表情で聞く)


91:神代 ??? ◆Ogp24nx0SI
10/09/20 22:05:30 0
>>90
私は…名前はない。
光介は寝てる。
私は神代家の人間…ただそれだけ。
光介は抵抗をしようと考えた。
だから私がここにいる。
直に、肉体の変化が始める。
それ以降、光介はこの体が使えなくなる。
儀式の邪魔はさせない。

92:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/09/20 22:14:48 0
>>91
光介が抵抗?生贄となることを拒んでいたのか?
ふ…君は記憶がないらしいな。それに神代家の人間?
だけどそれなら君は、儀式の生贄だったはずだ……
もしかしたらずっと以前に生きた君を見たことがあるかもしれないな。

・・・・・・儀式の邪魔はさせない……
それが君の目的か?

93:まな ◆VGuiF1SEAg
10/09/20 22:15:35 O
>>73
光介から色鉛筆を受け取って、日記帳のページに何事かを書き込んでいく。
『おねえさんと男の人にたすけられて ここにきたの
でも安心できない
あの男の人は人間じゃないから』
開いた日記帳を、光介だけが目に入るようにして見せる。
続けて、聖子を説得するために書いたページを開いて見せた。(>>48
『おねえさんには信じてもらえなかったの』
そう、一文を付け加えて。

光介と聖子が話し込んでいるうちに、少女は長椅子に横になっていた。
年端のいかない少女にはとても理解出来るような話ではなかったからだ。
そうしていると、急激な睡魔が少女の意識を襲う。
夢の中で、あの男の正体を突き止めてやる、
そう強く決心し、少女は深い眠りに落ちていった。



―まなのゆめ
やはりあの男だ、間違いない。
何かの生き物を、今もなお食べ続けている。
あの男は、異常な人間だ。
…でも、あれは何という生き物だろう?
今まで見たことがないような生き物だ。
私の知らない生き物。



……ちがう。 違う?
…しってる。 何を?
わすれてる。 何を?
おかあさん。 ……。


あの、食べられているのが……
―おかあ、さん…?



誰かの歌声で、不意に目が醒めた。
だが、少女にはその声に意識を向ける余裕はなかった。
夢の中で見た生き物の姿を、頭の中で思い描く。
あれが母なのだと、声が聞こえた。
その言葉は、真実なのだろうか。

教会の外で、誰かの話し声が聞こえる。
一人はあの男だ、きっと戻って来たのだろう。
だが、もう一人は…?
知っているような気がするのに、誰かわからない。

94:神代 ??? ◆Ogp24nx0SI
10/09/20 22:29:12 0
>>92
「そう、彼は教会で何か見た。それで何かを…」
(言いかけて、急に止まる)
「…くっ…やろう…本格的に乗っ取り始めたか…」
畜生…俺を…奪うんじゃねぇ…!!

95:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/09/20 22:47:54 0
>>94
「光介が教会で?何を…何をみたっていうんだ?」
神代の肩をつかんで、彼の目を見ながらきく。
なぜだか分からないが、神代の中にいる魂が
重要な何かを知っているような気がしたからだ。
知りたい内容は決まってはいないが、知ることで何かを
見つけることができる…そんな感じだ。
「いったい、何を見た?そして何をした?」
夜沢の真剣なまなざしは、まっすぐ少年の顔を見つめていた。
しかし、次に出てきた声をきくなり、両手にかかっていた力は
少し抜けて、少年の肩から両手を離すとそのまま光介の様子を見ていた。
光介本人と別の魂はその小さな体の中で争いをしているらしい。
いつかは光介はその魂にのっとられるだろうという予感がした。
「これは、光介・・・・・そうだな、私が生贄としてほしいのは神の血を
受け継いだ肉体だけ…魂などいらない……」
冷たい口調でつぶやきながら光介を下目遣いで見下ろす。
「先代の神代家の生贄の魂…君の力が必要だ。協力して欲しい。
儀式は必ず成功させる。だから君はその前に彼の肉体を自分のものにしろ…」

96:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中
10/09/20 23:33:08 O
なんという邪気眼

97:志村 雅人(人間) ◆u56OX14V9U
10/09/20 23:49:14 0
【初日 2時30分 大字粗戸/川岸】
一体何がおきたっていうんだ?
そんなはずはない・・・・・・かつて消えた街がここにあるなんて…
俺は夢を見ているのか?全てが夢であってほしいが。
村人も狂っていたし、あのサイレンの音は…ふ、きっと求導師と求導女の所為だ。
あいつらが全ての元凶。俺には…俺の家族には全てお見通しなんだ。
絶対に真実を暴いてやる。聖職者とか言う偽善の皮を剥いでしまえば
もうこっちのもの…永遠に閉じ込めて体をばらばらにして…何もできない状態に。
・・・・・ん?またいやがったか・・・・・
(猟銃をすばやく構えると、こっちを見た屍人を一発でしとめる)
ふ…あんなやつらと一緒には絶対になりたくないね…。
【終了条件:刈割方面へ脱出】

それにしても赤い水っていうのは不吉だ…ここはどこなんだ?
ここは俺が知っている羽生蛇じゃない。別の場所だ…
まさか俺は別の世界に飛ばされちまったのか?はっ、笑わせるぜw
死んでも死にきれそうにないな。永遠に化け物として生きるんだろうから…
あいつらみてえにな・・・・・(猟銃をリロードした後、階段をあがり様子を見る)

かなりいやがる。ここを突破するには慎重に行くしかないか…
弾数にも限りがあるし、何か打撃武器みたいなものがありゃあいいが。
・・・・・よし、いまだ!
(独り言をぺちゃくちゃしゃべりながら気を紛らわし進み食堂の脇のほうへ入る)
あれ?何かあるぞ・・・・・ハンマーか?武器として使えそうだ…
(ネイルハンマーを拾い装備する)
【第3日 夜沢慶都 17時00分 終了条件2クリアのための必要行動を達成】

他に狙撃手がいないから丁度いいだろう・・・・近接攻撃には適している。
さてと…とにかくこんな危険なとこからはおさらばしたいな。
夜沢は病院に閉じ込めておいたし、当分時間は稼げる。
その間作戦を練らないと・・・・教会のほうへ行けばもっといい情報が
手に入るかもしれない。・・・・・・おっと…見つかるところだった…
(油断してしまったのか、草を刈っている屍人に気がつかないところだった)
じょうたいを低くしておけば気づかれにくいか・・・・・
(体を低くし、音を立てないように通っていく)
【ガシャン!】わ!いけね…音をだしてしまった!?く…気づかれたか…
あの人数じゃかないそうにない。ひとまずあの民家に隠れておこう。
(急いで民家の中に逃げ込み息を潜める)

98:村中 匡樹
10/09/21 17:36:14 0
う…ここはどこだ…?確か海に落ちて…
「お…おい…樹水いるか…?」
返事がない…ん?この体?手に傷がある。これは生前に、
カッターナイフで切ってしまったところだ。
ということはこれは自分の体?そんなことより早く樹水を見つけなければ…!

終了条件:村中樹水との合流

99:神代 ??? ◆Ogp24nx0SI
10/09/21 19:09:53 0
>>95
私こそこの体にふさわしい…早くこの体を渡しなさい。儀式の邪魔はさせない…
抵抗しても無駄。すぐにあなたはこの体にいられなくなる…

(…終わりか…でも、最後ぐらい…言わせろ…)

「…まなちゃんを…元の世界へ…」

(そう言いかけて、意識を失う。)

100:神代 光介(霊体) ◆Ogp24nx0SI
10/09/21 19:15:51 0
あ~あ…追い出されたか…
まぁ、楽しかったな屍人狩り…

まな、アイツは子ども。
神の予備…ここに居させたらマズい。
だれが止める…誰が止めれる?
村中さんしかいない。

村中さんはどこ…?

(そのままどこかへ消える)

101:村中 樹水
10/09/21 20:28:20 0
人気のない海岸を歩いている。さっき気を取り戻したのだが、
叔父はいない。自分を取り戻したようだ。
そうなると叔父はどこだ?  (視界ジャック)
近くの森の車の中?多分狩猟小屋の近くだな。
(近くにある焔薙を拾う)
狩猟銃はないな。多分叔父の方に行ったのだろう。
さぁてまたこの不気味な森を探索するかぁ…

終了条件1:村中匡樹との合流
終了条件2:村中匡樹と総合病院に隠れる



102:神代 光介(霊体) ◆Ogp24nx0SI
10/09/21 20:42:01 0
>>101
あ、村中さんだ。やっぱり、焔薙持っててくれた。
どうしよっかな?僕いることに気づいてくれればいいんだけど…
ま、後ついていってみよ。
(村中の後ろ当たりをついていく。)

103:村中 樹水
10/09/21 22:01:40 0
さーて方角はあっちの方か?あっちには総合病院があるな。
あそこに篭ってれば少しは安心だろう。布団と毛布もあるし。
(全速力で走り始める)
動かないでくれると助かるが…

104:村中 匡樹
10/09/21 22:06:26 0
(視界ジャック)
樹水はこっちに向かってきているようだ。
選択肢は2つ
1:樹水を待つ
2:自分も急いでいく
この二つだけだ。狩猟銃もあるし、外に出てもいいと思うが…
(近くで屍人の叫び声)
うっ…これは出れない…助けてくれー不老不死ー

105:志村 雅人(人間) ◆u56OX14V9U
10/09/21 22:18:48 0
水道?・・・・・・水はでねえか…
(蛇口をひねってみるものの全く水が出ない)
さてと、奥のほうを拝見させてもらうか。
なんだか一部が崩落していて通れそうにないが…
ん・・・・あれは何だろう。「カモシカ自由帳」…?
中には変な文字が書かれている。そういえばこれ、違う場所でも
見たような気がする…気のせいか?とにかく持っておこう。

===アーカイブ「おかしな文字が書かれたノート」が追加されました===

・・・・・・他は何にもなしか…役に立ちそうもないラジオがあるだけ…
もうここから出よう。こんなおかしなところにずっといたら気が狂っちまうよ。
あれ・・・・・・?誰か来る……隠れておくか。
(民家の部屋のひとつに隠れる)
もしかしたら、あの能力、もう一度つかえるかもしれない。試してみよう
(精神を集中させて目を閉じ幻視を行う)

屍人「はしご…はしご……ん、この中かな?うひ……今日はいい天気だな~
(物置のダイアルの鍵を回してロックをはずし、はしごを取る。そのあと
鍵を閉め忘れたのかそのままどこかへ向かっていった。)」

よし、いったか……
(そう小さくつぶやくなり、ドアを開けて外に出る)
・・・・・・・・・・これ、後で役に立つかもしれないな…
まあ、持っておくことにするか…
(小屋の中にあるロープを拾う)
【第二日 夜沢慶都 9時14分 終了条件2クリアのための必要行動を達成】

あのバス停の屋根の上にのぼれば、すぐに刈割方面にいけるな…
やつらもいなくて丁度いい…急いでいってしまおう。
(道路を横断し、バス停の屋根の上に登り進む)
絶対に見つけ出したやる・・・・・・

【終了条件達成】

106:夜沢 慶都 ◆u56OX14V9U
10/09/21 22:53:15 0
>>99
「まな…?いったいそれは誰だ?」
自分の知っている神代光介の魂が最後に残した言葉…
「まな」という名の者を「元の世界」に戻せと。
しかし、それが一体どういう意味なのか自分には理解しがたいものがあった。
なぜなら、その「まな」が何者なのか分からないからである。
光介の魂は、自分の肉体を完全に追い出されてしまったのか、
気配を全く感じなくなってしまった。光介は生贄になる前に霊体と化してしまったのだ。
まあ、本人のみになれば痛い思いをして肉体を離れるより、痛みを感じずに
肉体を離れることができたのだからよかったんじゃないかとも思っていた。

そして先代の生贄の魂のみが残った神代光介の肉体のほうをみながら、その魂に話しかける。
「君を本当に信用していいんだな…もっとも一番信用できるのは聖子だけだが」
教会の窓のほうをチラッと見て、そういうとこんなことも思ってきた・・・・

この魂は自分が生贄の儀式を執り行っていた祭司だと気づいていないのではないか?…と。
光介をのっとっている魂が仮に生贄の魂なら、自分をもっと嫌な感じでみるはず?
いや、そうだとしても自分の名前すら覚えていないのだから結果的に同じこと。
だけどひとつだけ疑問があった。・・・・なぜ、その魂は儀式を成功させようとしているのか?
何を知っている上でそうしようとしているのか…?
数々の疑問を自分の中にとどめておくことに我慢しきれなくなり
ついに、その魂にこうきいてみる。
「なぜ、儀式を成功させようとしている?何か理由でもあるのか・・・・・?」


107:村中 樹水
10/09/21 23:18:04 0
叔父の周りに屍人がいるな。2人か、楽勝だな。
(車に到着)
あー中に叔父いるな。屍人が後ろを向いたときがチャンスだな。
よしっ!!いまだ!!
後ろを向いた屍人に剣を突き刺す…赤い血が服に飛び散った。
「残りの屍人は…」
後ろに迫るのをまったく気がつかなかった。
振り向いたときにはすべに鎌を振りおろしていた。
「不覚だった!!」

ドンっという音が森の中に響き渡った。もう一度振り向くと、
叔父が狩猟銃を構えていた。銃口からは煙が出ていた。
「た…助かった…」
とりあえず合流はできた。総合病院へ行こう…

終了条件1達成




108:神代 聖子 ◆uTtdYomZuE
10/09/22 00:18:14 0
>>93
まなが、息子に自分にしたときと同じように日記帳をあけて見せている。
久しぶりの再会だから、話したいことも沢山あるのだろうか?
しかし以前から思っていたが、この少女は不思議な感じがする。
他の村人たちとはどこか違う。はっきりいえば、自分と求導師と似ているような。
だがその感覚も曖昧なため、口に出して言うことなどできない。
黙ったまま、光介とまなの様子をみていたら、途中で光介が出て行った後
少女は長いすに横になり眠ってしまった。こんな状況の中、子供が寝られることが
凄いとも感じたが。聖子は少女の寝顔を微笑んで見るなり、毛布を上からかけてやった。
「どんな夢を…見ているのかしらね・・・・・」

しばらくすると、まなは教会の外から聞こえる歌声で目覚めたようだ。
「よく寝ていたわね。求導師様もお戻りになられたことだから安心よ?」
外から聞こえてきた求導師の会話をする声に気づき、彼が帰ってきたことを悟る。
しかし一体何をしにいっていたのか、自分でも全く分からない。
彼とは一緒にいるようで、一緒にいないのだから…。お互い謎があるのだ。
だが少しおかしい。彼と会話をしている人間は誰だろうか?
そういえばあの歌声も誰のものなのか分からない。光介ではないのは確かだ。
先ほど出かけていったが、あの声は息子の声ではない。
少し気になったのか、教会の窓からのぞいてみることにした。
「見えない…会話をしているのは誰?」
そうつぶやき、扉を開けて外に出ると、そこには求導師と息子がいる。
あの声の主は光介?考えられなかったが、この光景をみればそういわざる終えない。
しかし、そこで感じるオーラは自分が知っている光介とは全く別なもののような気がした。
会話に耳を傾けていると、光介のようすがおかしいことに気づいた。
「体をのっとる・・・・・・・じゃあ、彼の中にある魂は…」


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