【TRPG】フィジル魔法学園にようこそ!3rdシーズンat CHARANETA2
【TRPG】フィジル魔法学園にようこそ!3rdシーズン - 暇つぶし2ch78:メイション ◆jWBUJ7IJ6Y
10/08/02 19:36:03 0
>73
「あ…えぇっ!?」
突然崩れ落ちてしまったセラエノにメイションは驚いた。
> 「はぁ…はぁ…だ、大丈夫よ。
> 私、ちょっと血圧が高くって、鼻血が出やすい体質なの。
> 服に付いた血も返り血ではなく鼻血よ。」
「ご、ごめんなさい。そんなに体調が悪い人を疑うなんて、悪かったよ。」
> 深呼吸を数回繰り返したあと、ようやく立ち上がりメイションの問いに答え始めた。
> 「そうね、順を追って話しましょうか。
> 図書館からの帰りにエンカに会って、あなたを探しているというので一緒に探す事にしたの。
> 手がかりを得る為に掲示板を見に行ったらそこであなたのメッセージを見たわ。
> そのあとミクという子にベッドフォーフォ邸の場所を教えてもらってここまで来たの。」
メイションはセラエノを通じて、セラエノとエンカのこれまでの経緯を知ることができた。
(メイション「あのお兄ちゃんがエンカ君だったなんて!」)
> 更に続くセラエノの説明。
> 「茨は私が生み出したもの。
> 私の持つ特殊な力を応用したものだけど、その力を認識したのはついさっきなの。
> だから仮説は立てられるけど、正確な事は私にもわかっていないわ。」
「あぁ、うん。よくわからないなら、仕方ないね。」
相槌を打つメイション。
> 「リリィやユリに害意はないわよ。
> 本来あなたを迎えに来たのだけど、リリィが危機的状況なのであれば救い出すつもり。
> それから・・・」
> 一通りの説明が終わると、メイションの両肩に手を置き、ぐっと力を入れる。
> 「私のこともセラエノ【お姉ちゃん】でいいのよ?」
メイションは、何だかこの人、ちょっと怖いなと思った。

> 話が終わるのを待っていたかのように館の扉が開いた。
> 「随分と趣向の込んだ案内ね。」
まるでどこかへ案内するように、その道にだけ証明の光が落ちていた。
「ねぇ、ちょっと待って。」
メイションはセラエノを止めようとした。
「いくらなんでも様子がおかしい。だって、僕らは勝手に押しかけてるんだよ?
 これは道案内なんかじゃなくて、罠なんじゃないの?エンカお兄ちゃん達がやったことでなければ!」

メイション達に件のテレパシーが聞こえたのはこの時である。
> 『この娘が気に入ってるなら、それなりの代償が必要じゃないかな。
>  ところで知っているF・総裁はアンティークの収集家としても有名なんだよ』
メイションは焦った。リリィお姉ちゃんは今虐められているのかもしれない。
しかし、この道案内は罠である可能性がある。
「何とかならないの!?セラエノお姉ちゃん!?」

【メイションは、言ってはいけないことを言ってしまった。】


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