10/05/12 08:02:13
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ユリコ「(涙ぐんで)みんな……」
タイラー「で、どうせその戦艦では、例によってあいつが待っているんだろう?」
ヤスダ「当たりです。元帥閣下」
ユリアン「ヤマモト中将が首を長くしてお待ちですよ」
タイラー「やれやれ、そこまで頼りにされては、行かなきゃ男がすたるなあ…」
ユリコ「それ以前に銀河でしょう。(タイラーの頭を小突きながら)この宿六」
???「やれやれ、これでまた昔のように、賑やかになるのう」
内火艇の床に寝そべっていた白衣の男が、のっそりと立ち上がった。
タイラー「ドクター!」
???「いかにも」
ヒデサブロー・キタグチ軍医少将であった。相変わらず酒瓶とはねんごろな仲である。
キタグチ「人類が滅ぶかどうかは別にして、少なくとも退屈だけはせずにすみそうじゃわい」
ユリコ「みなさん……」
キサラを抱いたまま、ユリコは一同に向かって頭を下げた。
ユリコ「どうも長いこと、ご迷惑をおかけしました。主人を、ジャスティを、お返しいたします」