10/05/12 06:24:03
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タイラーはボサボサの頭をポリポリと掻いた。
タイラー「知らなきゃ最後まで心穏やかに暮らせたものを。怨むぞ、ヤスダ」
ヤスダ「自分など、いくらでも怨んでくださって結構です!」
ヤスダはその場で土下座し、畳に額を擦りつけた。
ヤスダ「どうか宇宙のため、全ての知的生命体のため、力をお貸しいただきたい!」
ユリアン「僕からもお願いします! 貴方にはヤスダ大佐のご苦労に報いる義務があるはずです。
大佐はこの一年、ご自分のご家族のこともそっちのけで閣下のことを捜して捜して、
捜し回っていたんですよ。そろそろ反抗期にさしかかるヤスダ大佐のご子息が
もしグレたとしたら、それは間違いなくタイラー提督、貴方の責任です!」
ヤスダ「こ、こらっ! ミンツ中尉」
タイラー「う~ん、キサラはなんて言うかなあ……」
???「いいでちゅよ」
タイラー「えっ!?」
タイラーは驚いて振り向いた。娘に代わってそう言ったのは他ならぬ妻のユリコであったからだ。