11/04/29 20:10:26.84
投獄総覧の「じゃんけんシステム」ってさ、シミュレーション的思考からは絶対生まれないシステムなんだよ
このゲームのシステムでは
「歩兵15ユニット」と「歩兵4ユニット+騎兵1ユニット」
が戦うと、後者が100%勝利してしまう
仮に「騎兵」の存在を「技術的に進歩した兵種を象徴的にあらわしたもの」と
好意的に考えても、戦国を多少でも知っていれば、
「歩兵4ユニット+騎兵1ユニットが歩兵15ユニットに100%勝利する」ゲームを作るかね?
今川と織田の関係にしてもだ、
一般的とされる「シミュレーション思考」であれば、
「今川が優位だが、織田領に攻め込むのは結構リスキー」というぐらいのバランスにするだろう
「今川は桶狭間で負けたから弱かった」という「史観」だとしても
「今川はなかなか勝てないけど勝つ可能性はある」ぐらいにはするだろう
ところが投獄総覧は「今川が単独で織田に攻め込んだら、今川が確実に負ける」
というゲームなんだよ
デザイナーはこのゲームを「シミュレーション」と言い張るつもりかもしれないが自分にはとてもそうは思えない
「シミュレーションじゃない」と簡単に言うけど既存のゲームとはレベルが異なる
ふーらーにしろ、N黒にしろ、鈴銀にしろ、パン屋にしろ、既存のデザイナー作品で
「シミュレーションじゃない」と叩かれたことは多々あったけどそーゆーレベルじゃない
「GJ別冊」の「転化不部」もメチャクチャできの悪い、つーかつまらないゲームだけど
少なくともゲームバランスは「それほどには」崩壊していない
投獄総覧はマルチゲームでありながら「完全」にゲームバランスが崩壊している
ある国がなかなか勝てないってレベルじゃない
さらに、その崩壊したゲームバランスを「史実のシミュレーション」と言い張る
くやしいんなら、さっさと「今川が勝利する方法」を発表するんだな