11/01/17 14:29:52
CMJ85号の大木毅記事「冬のアイロニー」
記事の最初に出てくる小見出しが
「赤い朔風」
日本語では「朔」は北の方角を示し、北風は冬の季語ではあるが
東部戦線の冬季戦ではそんな「日本の慣用句」は無意味。
ドイツ軍は東から西へと退却、ソ連軍は東から西へと進撃。
本人が「教養」と思っていることをしたり顔で誇示したつもりが
書いている本人が「朔風」という語句を使い慣れていないことを露呈。
本当に知性と教養ある人からは「子供っぽい行状」と失笑、苦笑の的。
ちなみに次のページでは「クレムリンの理想郷」という文章で
「理想郷」に「シュララッフェンラント」というドイツ語カタカナ表記ルビ
を入れているが、「クレムリンの」とあるゆえ当然ロシア語で
表現するだろう、という本当に知性と教養ある読者の予想を裏切る行動。
ちなみに文中の語句をいくつか抜き出して転載すると
「有名な軍事史家であるトレヴァ・N・デュピュイが・・・・」
「ソ連軍事史の権威、J・エリクソンは・・・・」
オリジナルの分析は皆無、ほぼ権威の引用だけで3ページ記事が成立。