11/01/29 23:43:59 YDgRCUS40
怒江が教室に入ると一斉に目を逸らし静かになる1組生徒。
わかっていたこととはいえ皆から受ける『拒絶』に教室に入ることをためらう怒江。
その後ろから善吉の底抜けに明るい朝の挨拶。
場の空気を珍しく読んだ善吉が怒江の手を取り席へと連れ添う。
嬉しさと申し訳なさとがない交ぜになった心境で、
取られた手をぎゅっとにぎると応えるように握り返される。
自分の席の後ろに机と椅子を用意し、怒江をそこに落ち着かせる善吉。
それはまるで彼女の心を守るかのように。
それはまるで背中を預けるかのように。
善吉への信頼と愛情の高まりが天井を知らない、そんな江迎怒江の復帰第一日目であった。
こうですか?わかりません。