10/09/30 16:36:37 0VMhy8ns0
>>526
「フリースロー」は、インターチェンジに設置したカメラで通行する車両のナンバープレートを読み取り、ユーザーが通行した区間を1台ごとに記録。
後日ユーザーの銀行口座から料金を引き落とす仕組みである。
日本において道路監視や公安目的で導入されている「Tシステム」「Nシステム」の、料金収受用と考えることができる。
料金所が不要になると同時に、インターチェンジでの渋滞も防げるメリットがある。
ユーザーも、ETCのように特別な車載器を車両に設置する必要がない。
今月アナスは、現在も同社の経営を管轄しているイタリア政府を通じ、フリーフローのシステム納入企業を選定する入札実施を官報で告示した。
発注価格は、約1億5000万ユーロ(約171億円)台になるとみられている。
フリーフローを実際に導入する場合、有料区間の開始・終了をどのようにドライバーに知らせるか、引落口座が未登録のドライバーや、
イタリア国内に引き落とし口座を持たない外国人ドライバーにはどう対応するのか、従来の収受員ゲートをどの程度併設するかなど、
現段階では落札業者が決定しないと見えてこない場合が多い。
また、もし導入されても、運用当初はさまざまな混乱が予想される。
しかし、イタリア版ETC「テレパス」は、21年前の1989年に導入され、欧州各国における同様のシステムの先駆けとなった。
このように料金収受にかけては気合が入るイタリアの道路網だけに、意外にこのフリーフロー・システムでも、世界に先鞭をつけることになるかもしれない。
《大矢アキオ》
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