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共犯容疑役員の建設会社に4億円? 美作の旅館粉飾決算で岡山県警
湯郷温泉の老舗旅館「たつみ山荘」(美作市中山)=今年1月廃業=をめぐる多額の詐欺事件で、
逮捕された元経営者らが財務状況を良好なように装って運転資金や施設工事名目で金融機関からだまし取ったとされる
約6億5000万円のうち約4億円が、別の詐欺容疑で逮捕された津山市津山口、岩堀康一容疑者(43)が役員を務める
建設会社「相互建設」(同市小原)に渡っている可能性の高いことが20日、岡山県警への取材で分かった。
県警は、岩堀容疑者が、旅館の運営会社「桜リゾートたつみ」元社長神原哲哉(53)=広島市安佐南区八木、
元旅館支配人河野隆信(55)=兵庫県姫路市飾磨区恵美酒=の両容疑者が共謀して工事費を過大に見積もり、
約6億5000万円の融資を引き出したとされる事件にもかかわっているとみて、詳しい金の流れの解明を進める。
また、残りの約2億円は県警の調べで、「桜リゾートたつみ」の借入金返済に充てられていたことが判明している。