11/07/17 08:22:08.42 WwjD4A5Z
米国のインデアン・モーターサイクルが好きでよくネットで眺めたりしてる。
こないだA・ホプキンス主演の「世界最速のインディアン」っていう映画に感動して
「やっぱインディアンいいわ!」なんて入れ込んでたw
俺が生まれたときにはもう祖父はこの世にいなかった。
以来44年、自分のおじいちゃんについてはあまり家族からは聞かされず、あまり知りたいとも思わずだった。
先日もう何十年も前から福島に移って暮らしている母の弟夫婦とその孫夫婦が会いに来た。
母の弟はもう80才になっていて、俺と会うのは初めて。
もうこれが最後かもしれないと、母は44になった息子の俺とも引き合わせて、レストランで会食をしたんだ。
母は以前に真っ赤なカワサキ・エリミネーター250Vに跨ってる俺の写真を先方に送ってた。「息子です」と。
弟さんはそのことについて「いや・・血かねぇ・・・どうも」などど言う。
俺は「え?そんな似てますか?ジィさんに?」と返すと、
弟さんは「いやぁ、ほれ、オートバイだよぉ。」
母は「オジィさんは当時新しモノ好きでハイカラ男で有名でね、当時まだ珍しかったバイクを買って乗ってたの。
それで橋の開通式を真っ先に渡ったりしてね。」
弟さんは思いだすように「そうだそうだ、あんた知らんだろうが、インディアンつってな、アメリカ製のでっかいオートバイ乗っ取ったんじゃ。」
なんでも火事でそのインディアンは燃えてしまったらしいが、炎に包まれたインディアンが目に浮かんだ。
俺は知ってるも何もそのバイクの大ファンだという話になってすっかり盛り上がった。
なんだか嬉しいエピソードだった。「ライダーの血かぁ」なんつってねw