10/10/30 14:05:29 xrBsGi6x
身分階級について説明すると穢多階級に生まれた者は生涯穢多であったが、非人は許されて農民となる事も可能であった。
そこで穢多<非人という構図を描かれる者が多いと思うが、その上下関係は単純なものではない。
一般的に身分は「士農工商穢多非人」と理解されてきたが、現在では間違いであり根拠がないというのが通説となっている。
「武士」「町民(農工商)」「それ以外(穢多非人のほか、皇族・公家・宗教者を含む葬祭関連職・医者・武士ではない下級官僚・
特定手工業者などを含む)」と大別され、穢多は「それ以外」に属するものの、「それ以外」に属する身分の呼称は「長吏」
「かわた」などを含め、地域的差異も含めれば100を超えるものがあったとされ、「町民」と「それ以外」は上下関係ではなく
並行的であったとされる。また穢多と非人は一般的に別身分と認識されていたことが多いようだが、その相対的上下関係も一定しない。