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育成4位 千賀滉大 投手
17歳 蒲郡高校 183センチ 75キロ 右右
高校に入学した3年前には想像もできなかった世界に飛び込もうとしている。
ホークスから育成4位指名を受けた千賀は驚きを隠せない。だが迷いはない。
「マジか・・・、という感じでした。ただ、どんな形でもいいからプロでやりたい」
出身は愛知県。昨夏の甲子園を制した中京大中京高にイチローの母校の
愛工大名電高・・・。甲子園制覇を果たしたり、プロ野球選手を輩出したりしてきた強豪校でなく、
千賀は野球ではほぼ無名の蒲郡高に進学した。
理由は「自宅から近いので」中学時代に実績などなかった野球少年の運命は、
ここから少しずつ変わっていく。
入学直後のキャッチボール。肩やひじ、下半身の使い方、そしてしなやかな腕の振りに、
部長の金子は目を見張った。「ボールのスピードが速い。肩周りの肩甲骨を広く使っている」
3歳から小学5年まで空手を習っていたこともあり、体の柔軟性は群を抜いていた。
小学生のころは投手もしていたが、中学ではひざの成長痛の影響もあって三塁手。
高校にも内野手として入部した。
すぐに投手への転向を勧められた。「基本は内野手で2,3番手の投手として
軽く投げられればいいや、ぐらいの気持ちだった」それでも努力は怠らなかった。
まずは球に力強さを加えるため、体重増と筋力アップに取り組んだ。