10/11/11 00:50:41 EjjaPqLkO
昨日のゲンダイから
◆球団初のFA補強に乗り出す
かねて本紙が報じているように､広島が球団初のFA補強に乗り出す｡
狙っているのは横浜の内川で､｢恥ずかしくない条件を用意して交渉の席に着く｣と球団関係者の鼻息は荒い｡
球団の財源に限りがある広島は､これまで数多くの主力選手をFAで他球団に“供給”してきた｡
人件費節減で選手を出すことはあっても､｢戦力は自前で育てる｣という確固たる方針の下､｢FA補強はしない｣とかたくなだった｡
それが､今年は百八十度方針転換｡内川を獲得すれば､｢広島の球団史に残る事件｣という地元ﾏｽｺﾐ関係者がこう続ける｡
｢野村監督の意向が大きい｡就任1年目の今季は(58勝84敗2分けの)借金26で5位に沈没｡特に巨人に6勝18敗とﾘｰｸﾞで最も負け越した｡
野村監督は現役時代から､『巨人にだけは負けたくない』でやってきた人｡
監督になって､『巨人になくて､うちにあるものはなんだ? 相手の嫌がることをやれば､巨人にだって勝てる｡目の色を変えてやれ』とﾐｰﾃｨﾝｸﾞで何度も選手にｹﾞｷを飛ばしてきた結果がこれですから｡
来季は､少なくとも巨人との対戦成績は勝ちと負けを逆転させる､と意気込んでいる｣
そこへ持ってきて､先日のﾄﾞﾗﾌﾄでは野村監督が実は最も獲得を熱望していた中大の沢村を巨人に一本釣りされた｡
ｽｶｳﾄからの情報で｢沢村は巨人以外ならﾒｼﾞｬｰ挑戦｣と聞かされ泣く泣く断念｡
結局､巨人と勝負しなかった自らの弱腰を棚に上げ､｢巨人の独り勝ちを許していいのか｣と敵対心を新たにしたというのである｡