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デイリースポーツ 2010年6月7日月曜日22面
――引用開始――
いま、この人。特別編 ~デイリースポーツが聞く~
大久保嘉人 「野生」の原点
~中略~
サッカーより巨人
◆W杯に興味を持ったのは94年米国大会でのブラジル代表FWロマリオがきっかけ。
日本代表はカズ、ラモスを中心にW杯初出場をかけ死闘を繰り広げていた。
―当時の代表をどう見ていましたか。
「日本は全然、見てなかった。サッカー自体にあまり興味がなくて、見るなら野球をみてた。その時は(地元福岡)の
ダイエーが弱かったので巨人。『ドーハの悲劇』もかすかに覚えがあるぐらいで。親が家に友達を呼んで一緒に見ていた。
オレは寝ながらその声を聞いていた感じ」
~中略~
◆少年時代を過ごしたのは福岡県京都(みやこ)郡苅田町。海と山に囲まれた自然の宝庫で嘉人少年は朝から晩まで遊びに没頭した。
―毎日どんな遊びをしていましたか。
「ほとんど野球。あとはケイドロ(鬼ごっこの一種)に陣取り。朝は虫取りに行って、川にザリガニを釣りに行ったり。
家には全くいなかった。夜の6時くらいに帰ってね。海も山もあった。港町でちょうど神戸みたいでしたね」
―サッカーを始めたきっかけは。
「小1の時に家族で小倉の方へ買い物に行って。その途中でサッカーをしているのを初めて見た。それでお父さんに『あれ何や?』
って聞いたら『あれはサッカーや』と。それで、ちょっと行ってみようかなって。ちょうど、友達もそこに入ってたので『一緒に行こうや!!』
となった。でも全然面白くなくて、体験だけしてそれっきり行かなくなった。小3になってまたやり始めた」
―なぜまたやろうと思ったのか。
「いや、友達が全員サッカー(苅田サッカースポーツ少年団)に入って。それで遊ぶ人がいなくなったんです」
~中略~
(つづく)