10/08/11 02:53:35 vLIoqoSR0
「何でヤクルトなんだ、横浜が移転すればいいじゃないか」という意見もあるだろうが、それは現実的でない。第一に契約の問題があり、横浜は当面
移転する事が出来ない。そして何よりも横浜が移転すると東京二球団に埼玉、千葉という割り振りになりバランスが悪くなる。常識的に人口が都道府県で
第二位の土地を空白区にするというのはマーケティング的には愚の骨頂だ。一方、東京、神奈川、埼玉、千葉に一球団なら実にバランスが良い。
また、野球熱の非常に高い場所からプロ野球球団を無くすというのも実にもったいない。横浜がその野球熱の対象になっていないというのは大きな懸念材料
だが、恐らくそれは全く別次元の問題であろう。ここに関してはまともに戦える陣容を整えるのが先決だ。
「何でヤクルトなんだ、西武やロッテが移転すればいいじゃないか」意見もあるだろうが、それは現実的ではない。西武は現在集客も好調で、わざわざ
移転や球団売却を考える意味が全く無い。少なくとも今後数年は優勝(クライマックスシリーズ)を争える戦力はあり、集客に急激な落ち込みがあるとは
考えにくい。また、ロッテも根強いファンに支えられており、西武同様に移転や球団売却を強いられそうな環境にはない。ここは球団首脳の態度に不安な点も
無いことは無いが、少なくとも人気面ではヤクルトとは全く違い、お先真っ暗な状態ではない。大体、この内の一球団が遠くに移転すると、首都圏ではセ三球団に
パ一球団と著しく均衡が崩れる。セのどこかが移転するならばセ二球団にパ二球団と均衡が取れる。
これらの各要素を勘案すると、どう考えても移転候補としてはヤクルトの名を挙げざるを得ない。ファンの人には気の毒だが、この辺の事情を直視した方が良い。