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★ホンダ、北米失速の誤算 シビック改良前倒しも検討
「デザインもヨーロッパ風で洗練されている。燃費などの性能も上がっている。このレベルの車が出てきたら、やばい」
ホンダの四輪事業本部商品担当の野中俊彦常務執行役員は、3年前の米国でのモーターショーで、
韓国・現代自動車が持ち込んだ中型セダン「ソナタ」の試作車をみたときのショックが忘れられないと話す。
足元の米新車市場で起こっているホンダの急落の背景には、当時の野中氏の危惧が現実となったことがある。
新型シビックが最低クラスに沈んだ同じリポートで、最高評価を獲得したのは現代のセダン「エラントラ」だ。
●韓国勢台頭に完敗
昨年秋に米国デビューしたエラントラの燃費性能は、
高速走行モードでガソリン1ガロン当たり40マイル(1リットル当たり約16キロ)と、
新型シビックの同39マイルを上回る。
価格はエラントラ1万4945ドル(約115万円)に対し、シビックは1万5605ドルから。
ホンダ内部からも「エラントラの方が内装などの質感が上で、
その差は金額にして約2000ドル程度」(経営幹部)との声が漏れるありさまで、
商品力で「完敗している」(メリルリンチ証券の中西孝樹リサーチアナリスト)。
エラントラに遅れて開発されながら、完敗する車を出してしまった病根はどこにあるのか。
ある幹部は「開発部門が過去の実績にあぐらをかいていた」と分析。
さらに「リーマン・ショックを理由に、本来コストダウンをしてはいけないような
研究開発領域も削減し、ホンダらしさを失った」と反省する。
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