11/06/15 13:57:44.72 kw1eZjir0
>>503
ちょっとうまく説明できるが自信はないけど…
人間が感じることができる音の周波数帯域は一般的に20~20kHzで、音として感じる音圧の範囲は20μPa~20Paと言われている。
桁を見てもらえば分かるけど、音圧の変化の範囲が大きいのでこの音圧の大きさを示す時には対数表現を用いることが一般的なのさ。
加えて、この対数表現は、ウェーバー・フェヒナーの法則のいわゆる「人の感覚量は刺激量の対数に比例する」っていうのを表現し易いため、
聴覚量に対数尺度が使われているんだよ。
電気の世界では、アンプのゲインが(1)桁数の大きいこと、(2)加減算で簡単に計算できることから対数表記が使われているのだけど、
それが人間の聴覚量の表現にもうまい具合に使えるのさ。
オーディオだと出力20wのアンプと40wのアンプでは、40wの方が同じスピーカーを使って最大出力で聴いた場合、大きい音がするって感覚的にはわかるよね?
でも音圧っていうエネルギーレベルで考えると、スピーカーの出力音圧レベルが高いもの使うと、20wのアンプでも40wのアンプと同じ音圧を得ることができるんだ。
その出力音圧レベルの差が+3dBってなる。
騒音計で+3dB違うってことは、暗騒音が無視できると考えれば、単純に考えて同じスピーカーを使って20wのアンプで聴いた音と40wのアンプで聴いた音と同じくらいの聴覚差がある。
これが五月蠅いがどうか感じるかどうかは別にして、+3dBの差はエネルギー比にして丁度倍になるんだよね。
>>503
だから電圧ではなく電力の話で、その電力の伝送減衰表現と人間の聴覚量表現には対数表現が便利ってことで同じデシベルが使われているのです。