10/10/12 12:43:01 shUe/hcZ0
特許が参入障壁に
URLリンク(www.nikkei.com)
トヨタは新型プリウスで特許と実用新案を合わせて1261件申請している。
HV関連だけで561件と44.5%を占める。技術の肝となるモーターから
高出力(トルク)を引き出す「リダクション機構」を追加したことで、
旧型プリウスと比べ2.8倍に急増している。
トヨタは1997年に初代プリウスを発売。同社のHV関連特許は13年から
徐々に期限切れを迎えるとされるが、それを上回るペースで新技術を
採り入れることになる。
一方のホンダのHVはエンジンが主体でモーターはアシスト機能に限定して
いる。「(モーターの役割が大きい)トヨタ方式と比べればシンプルで
作りやすいだろうが、電池などのデバイスを低コストで入手できるかという
問題が大きい」(ホンダの技術者)という。
後発組にとって、HV技術でトヨタとホンダを追いかけるのはもはや
容易ではない。マツダの技術部門トップの金井誠太専務は「色々検討したけど、
トヨタの特許から逃げ回って量産化しようとすれば大変な手間になる」という。
現実的な選択肢は先行メーカーの協力を得る道だろう。マツダはトヨタから
HVの技術供与を得た上で、主要部品もトヨタグループから供給を受けることで
3月に合意している。トヨタも一貫して「他社から協力の要請があれば
前向きに検討する。HVは普及してこそ意味がある」としている。いつでも
手をさしのべる用意があるというわけだ。