11/02/10 01:17:16 DuOxzLx4
において作品づくりを行った。手抜きのない本物志向の追求といえよう。
今、プリキュア・シリーズは開始7年目を迎え、女児向けTVアニメ放映回数としては
最高記録更新の只中にある。また関連玩具を販売する株式会社バンダイは2009年度に
およそ110億円のキャラクター売り上げを記録している。だがこれまで平坦な成長軌道を
描いてきたわけではない。存続の危機も経験しているのだ。
3年目の「ふたりはプリキュアSplash Star」では、登場人物をフルモデルチェンジした。
理由は、コンテンツとグッズ販売の問題である。シリーズの年数がたてばたつほど話の
中身が複雑にならざるをえなくなり、最初からそのキャラクターを知らないニューカマーが
入ってこれなくなってしまう。またキャラクターが同じままだと、番組自体の人気は
あったとしてもスポンサーの商品がリニューアルできずグッズ販売は、じり貧になる。
このような判断から登場人物の刷新を断行したのだが、結果は裏目となり、視聴者からは
大ブーイングを受け、グッズ販売も約60億円へとおよそ半分まで落ち込んでしまった。
このときにはさすがに危機感にかられ、4年目に継続することに対して侃々諤々の議論が
あったという。
そしてなんとか「もう1年やってみましょう」となったときに、コラボレーションの重要性を
痛感したそうだ。プリキュアに関係していた玩具メーカー、雑誌社、音楽メーカーが危機感を
共有し、なんとかしなければいけないということで「番組制作委員会」的なものの組織化に
動いたというのだ。(抜粋。本文はかなりの長文です)