11/02/24 14:52:20.11 1BQ9q1EC
>>549
何度も言うがあの世界で不満を叶えることは人生賛歌にはつながらない
人生賛歌というのは基本的に生きている時間、瞬間について考えることである
だが、彼らは生者ではない、死者である
あの世界で暮らしているもの全ての人が死者である
従ってあの世界で何をしようと人生のうちには入らない
生きていた時の不満を叶える
→次の人生への不満を無くす、次の人生ではこんなことができるかもしれないという可能性を見出す
自分が感じていた世界観とテーマが一致していないと感じる大きな点がここにある
あの世界では生きていた頃の不満を叶えると多くの者は消えてしまう
だが、消えた人達は本当に次の人生に希望を感じていただろうか
きっと多くの者は考える余裕はなかったと思われる
別に感じる必要はなかったのかもしれない
生きていた頃の不満や未練を解消できれば、それでいい・・・という考えは当然でてもおかしくない
だが、この作品は未練を残した幽霊を成仏する話では無い
公式ページにある通り人生賛歌である
彼らは、自分の不幸な人生に光を見出していただろうか
生きていた頃の不満をあの世界で叶えた人間が、自分の人生をよかったものだと本当に思えるだろうか
「君の人生は、はずれだった。けれどここで満足したんだから、
はやく生まれ変わってね。次はどうだかわからないけど。」ということだろうか?