11/02/23 23:07:38.70 KaxUt52y
>>524
「人生賛歌」つまり「人生って素晴らしい」ってことをあの世界で表現するためには、
「人生はやり直しがきかないからこそ尊く、その過程は酸いも甘いも全て宝物なんだ」ということに帰結すると思うんだよね。
あの世界には、追いつめてくる「時間」も、究極のバッドエンドの「死」もないから何度でもやり直しができる。
だが、先には進めない。それが「時間」がないことの弊害でしょ。新たな生命も生まれてこないわけだし。
そこで「もう一度人としての生を全うしてみたい」と考えて旅立つというのが理想だったと思う。
だからこそ「時間制限」と同じ性質を持つ「影」はない方が良かったんだよ。
追い立てられて答え出すのなんか、しがないサラリーマンライフと変わりないじゃん。
そんな世知辛くてつまらない物語になっちゃったんだよ。あの「影」のせいで。
じゃあ何故作者は「影」なんてものを出してきたのか?っていうのは簡単な話で、
「クライマックスをドンパチで盛り上げたかった」だけ。
ゆりに余計な演説させて矛盾拡大しちゃってるし、ラスボスは何の伏線もなく唐突に出現したプログラムだし、
本当に害悪要素でしかない。
ちなみに2クールあってもこのクライマックスは変わらなかったと思う。だから尺は関係ない。