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狩房邸は、蟲師の世界では珍しく電気がある家である。
電気は、地下にある電気室にて、蒸気機関で電気を起こしている。
蒸気機関は昔ながらの三段膨張機関である。ボイラー室では手動で石炭を焚いていた。
白熱電球、モールス電信機程度なら、この程度の発電機でも間に合ったが、
空調設備が整い、次第にテレビジョン受像機、電子レンジ、パーソナルコンピュータなどの
電気製品が増えると、それだけでは発電能力が間に合わなくなる。
そこで当然、スイスのSulzer社製の船舶用ディーゼル機関を使った発電機へ換装したのだ。
燃料も重油へと転換。電気は貯めておくことが出来ないので、電気を使っている間は、
常にエンジンを回している必要がある。夏場で、冷房を使っているときに、台所で
食事の準備が始まると、電気の使用量は最大となる。