11/12/03 01:23:27.57 lfq7wQO20
―昇降口前、下駄箱―
まどか、さやかはそれぞれ下駄箱で手紙を見つけた。明らかにラブレター仕様の。
お互いバレない様にこっそり読んだが、差出人の名前はイニシャルしか書かれていなかった。
―放課後―
さやか「ごめんまどか、あたし今日は用事があるから一緒には帰れないかも…。」
まどか「そ、そっか…残念だね…。(わたしもなんて言えないよ…。
でも…どうして胸が苦しいんだろ…? ちゃんと会って断らなきゃ駄目だよね!)」
―待ち合わせ場所、体育館の裏側―
まどか「あれ? さやかちゃんどうしてここに…?」
さやか「えっ!? まどかこそ…なんで…? あたしはここで待ち合わせなんだけど…」
まどか「…えっ…?(待ち合わせの相手って…もしかしてさやかちゃん!?
さやかちゃんって…わたしの事好きなのかな…///)」
さやか「(あたしを呼び出したM.K.ってもしかしてまどかなの…? 手紙であたしに…好きですって…///)」
まどか「――あ…あのね…」
まどさや「「好きです!!付き合ってください!!」」
さやか「…あ、あれ…?///」まどか「えへへ…///」
………♭♭♭………
仁美「計画通り!…ですわっ♪」
仁美は夕焼けに照らされながら身体を重ね抱き合う二人の姿を眺めていた。
キマシというものには鮮度がありますの。
最初から両思いであればある程、愛情とは死んでいくものなのです。
真の意味でのキマシとは、直線的な発展ではなく変化の動態―友情が愛情へと切り替わる、
その瞬間の事を言うのですわ。如何でしたか?瑞々しく新鮮なキマシと百合の味は。
[キマシのための101の方法]
おしまい。