11/11/30 02:53:30.65 0igujgBJ0
「ごめんね…今日は急に怒ったりして…。
せっかくさやかちゃんがわたしを立ててくれたのに、駄目になっちゃったのが悲しくて…。」
「そっか…いいよ、気にしてないから。」
「もしね、わたしが風邪引いたら…さやかちゃんお見舞い来てお粥作ってくれる?」
「そりゃ勿論行くだろうけど。――ってあんた何やってんの!?」
冷たい風が吹く中、まどかはおもむろに上着を開けリボンを解き襟をはだけていた。
「ちょ、ちょっとまどか!///」
「えへへっ…風邪引いたら看病してもらえるかなって…。」
「馬鹿…そういう大胆な事はあたしの部屋でやりなさいっての。」
襟元で露になった鎖骨覆う様にしてさやかはまどかを抱きしめる。
焼き餅と悪戯心に揺れるまどかが愛おしくてたまらなかった。
「看病か…あたしの嫁は何をして欲しいのかな?」
「口移しでご飯とか、お休みのちゅーとかかな。」
「…それ絶対風邪うつるでしょ!」
「うつったらね、今度はわたしがさやかちゃんを看病してあげるから大丈夫だよっ♪」
「…今度お粥の作り方教えとくわ」
いつかまどかの手料理も食べてみたいな…そんな事を考えながらさやかはまどかの服を着直させていた。
「まどか、今日はうちに泊まるんでしょ。何が食べたい?」
「さやかちゃん手作りのお粥が食べたいなー。」
「あっはっは、それ言うと思ったよ。ほんじゃこれから具を買いに行きますか!」
「わ~い、さやかちゃんとお買い物♪」
「元気なあたし達が食べるんだから、ちょっと豪勢にしてみるのもいいかもね。」
「さやかちゃん、明日はお休みなんだよ。今からたくさん体力付けとかなきゃ!」
「言うなぁ~この嫁は! 一応言っとくけど、手加減無しだよ…?」
「さやかちゃんの為なら…いいよ///」
どうやらこれから訪れる夜は長いものになるらしい。
二人は夜のデパートへと足を運んだ。
[魔法少女の休日]
おしまい。
最後まで読んでくださった方ありがとう。