11/11/30 02:49:15.01 0igujgBJ0
>>348
ほむほむの照れ具合が絶妙v
版権まどさや+マミさんと聞いてまた投火させていただきます。スケート一切関係無いけど…。
[魔法少女の休日]
とある金曜日の朝、巴マミは尋常ではない身体のだるさを感じていた。ここ一週間程無理をしたからだろうか。
ベッドから起き上がるだけでかなりの時間を費やした気がする。咥えた体温計が標す数字は「39℃」。
「(どうりで身体が重い筈だわ…)」
とてもではないが学校になど行ける状態ではない。学年は違うが、同じ魔法少女仲間にだけメールは送っておいた。
かと言ってあまり大きな心配は掛けたくないので「今日は風邪気味なので休みます」と一言だけ。
少し動いた為か、直の事身体の重さが増した。脈打つ様に頭痛の波が押し寄せて来る。
体調を戻す為と苦痛から逃れる為、とにかく眠りに就く事にした。
………♭♭♭………
どれくらい経っただろうか…マミは後頭部に冷んやりとした違和感を感じて目を覚ました。
「………えっ…???」
頭を少し動すとタオルに包まれた氷枕が視界の隅に入る。
マミにはこの状況が全く理解出来ない。一人暮らしの彼女の家に別の人物が現れたとしか考えられないからだ。
腑に落ちない現在の状況について暫く考えていると、ドアノブの回る音が耳に入った。
「あっ、マミさんおはようございますっ」
「…って言ってももう夕方ですけどね~」
入って来たのは見慣れたピンクとブルーの後輩魔法少女、鹿目まどかと美樹さやかだった。
「あら、貴方達だったのね。
鍵の掛かった家に入れるなんて魔法少女くらいのものだから…やっとこの状況が理解ったわ。」
「これたぶん不法侵入ですねどね…。」
「あはは…。」
法律上はそうかもしれないが、マミにとっては二人が駆け付けてくれた事が何より嬉しかった。
学校帰りに立ち寄ったのだろう、マミは時計で時間を確認して納得した。
「マミさん、お粥の用意が出来てるのですぐ暖めますね。
お家のキッチン勝手に使わせてもらいました。」
二人がマミ宅に浸入したのは少し前の様だ。いつ主が目を覚ましても良い様、前もってお粥を作っておいたのだろう。
マミはまどかが運んで来たお粥に早速手をつけ始めた。
「鶏肉と白菜、卵が良いバランスね。とても美味しいわ鹿目さん。」
「えへへ…ありがとうございます!」
「病人の私にも丁度良いくらいの薄味に仕上がっているんだもの。」
「薄味の方がいいんですか?」
「えっ…?」
マミの絶賛を何故か聞き返したまどか。
さて、ここで二人の会話に矛盾が生じた。