11/11/16 18:53:45.92 0nSNgGHC0
杏子「なあマミ、なんか苦手なものってあるの?」
マミ「苦手なもの?」
杏子「うん」
何かマミの弱味を握ったら上手に立ってヘタレを脱却できるかもしれないからな。
ふふ、完璧な作戦だぜ!
ほむら(考え方は悪くないかもしれないけれど)
ゆま(それを本人に直接聞くのはどうなの)
マミ「そうね、私は。…乗り物が苦手だわ。」
杏子「乗り物?…はっ」
そうか、マミは車の事故で両親を…
マミ「…」
あ、あたしったら何てデリバリーの無い事をいっちゃったんだ!
マミのやつ、あんな悲しそうな顔をして…
杏子「マミ、ごめんなさい!あたし、あたしっ」
マミ「電車とか乗ってても、乗り換えとかさっぱりで。すごい苦手なの。」
杏子「え?」
マミ「え?」
杏子「なあんだ、心配して損しちゃったぜ」
マミ「…ありがとう、杏子。」
突然顔に柔らかい感触が。
杏子「!」
マミが、あたしの顔を胸に抱きしめていた。
マミ「私の事を心配してくれたのね。だから苦手なものを聞いたのね。
とても嬉しいわ。」
杏子「…」