11/11/22 01:58:32.92 DzBUStnP0
ほむら「くしゅっ。寒いわね」
マンションの屋上からすまきにされてぶら下がる私。
さすがにこの季節は堪える。
朦朧とする意識の中、かつて経験した時間軸の出来事が思いだされる。
誰よりも純粋だったゆえ、誰よりも傷つき、絶望して魔女になった青い魔法少女。
そして彼女を救おうと必死に立ち回った巴マミと佐倉杏子は。
マミ「魔法少女が、魔女を生むなんて!私達、いったいなんのために!」
絶望の淵に堕ちる巴マミ。
杏子「バカ野郎、目を覚ませ!」
そんな巴マミを叩いて正気にもどそうとする佐倉杏子。
が。
マミ「誰がバカよ!この大バカ!」
巴マミは杏子の腕を受けとめ、カウンタービンタを決める。
杏子「いっててて」
マミ「ご、ごめんなさい」
杏子「へへ。そんなけ出来たら大丈夫さ。」
マミ「き、杏子?」
杏子「真実がどんなに悲劇だろうと。それに至るまでの毎日は幸せであるべきだ。
希望と絶望が等価値ならさ。あたし達はもっと希望をもっていいはずだ」
マミ「…」
杏子「それに、あいつの分も幸せになってやらないと。」
マミ「き、杏子ぉぉ!」
杏子「大丈夫だよ、マミ。どんな悲劇も二人で乗り越えよう」