11/11/17 21:25:26.80 ZTHxX8EH0
マミ「き、杏子?」
杏子「…」
マミ「ご、ごめんなさい、何か気に触る事を…」
おろおろするマミ。
そんな姿を見ると。さっきのイライラも少し収まってきて。
…我ながら単純だと思う。
杏子「ごめん。さっきは、その。少し嫉妬しちゃった。」
そう、声に出そうとしたのだが。
実際のあたしの口から出た声は別のものだった。
杏子「あ、あたしのファーストキスはマミじゃないんだからな!」
ゆま「ちっさ!」
ん?ゆまの声が聞こえた気が。
まあ気のせいに違いない。
…ちなみにファーストキスの相手はお母さんなんだけどさ。
少しでもマミに嫉妬させてギャフンと言わせてやりたい。何て気持ちからの発言なのだ。
私は悪くない。
マミ「…そうなの」
お、マミの奴少しは嫉妬してる?
悲しい顔させるのも悪いしそろそろネタばらしを…
マミ「実は私もファーストキスはあなたじゃないのよ」
杏子「ギャフン!」
ほむら「ギャフンって言った!?」
ゆま「本当に言う人はじめてみたの!」
おかしいな、ほむらの声まで聞こえる。
あははは。頭の中がぐるぐるする。
マミ「何てね、キスと言っても両親のほっぺたに…」
杏子「マミのばかぁぁぁん!」
マミ「き、杏子!?」
あたしは、何も言わずその場を駆け出した。
ゆま「めちゃくちゃ格好悪く叫んでるよ!」
ほむら「結局その後、杏子は巴先輩のリボンに拘束され。
仲直りのお詫び、と駅前でマミが買ってきたミルフィーユを食べながらみんなでパーティーをしたのだった。 」