11/10/28 23:15:17.43 SI8t5oUd0
髪はボサボサ、無精髭を生やし、ヨレヨレのTシャツを着た男の手には缶ビールが握られている。
男は缶ビールを飲みながら車のドアを開け勢い良く道路へ出ていった。
男「まーくん・・・なんで死んでしまったんだよおーーー!」
そう、この男性は10年近く前に唯が殺し頭を食べられた男の子の父親だった。
あの事件から男の子の両親は離婚し、父親は酒浸りの毎日を送っているのだ。
あの日の自分を恨み恨み続け、押しつぶされそうなプレッシャーを酒で誤魔化し寝る・・・そんな日をずっと過ごしてきた。
10年近く経っても、あの日のことを忘れることはなく今でも鮮明に思い出せる。
我が子の亡骸、あの殺したいほど憎い池沼。
男「うっうっ・・・くそっ!酒が足りない!」
男は持っている缶ビールを一気に飲み干し、別のコンビニに入って行く。
3本の缶ビールが入ったビニール袋を持ちコンビニから出た瞬間、人とぶつかった。
男「いってえな、この野郎!」
体を大きく揺らし、ぶつかった相手を睨みつける。
男「っ!!」
ぶつかった相手は何も言わずにコンビニの中に入っていったが、男はその場に立ち呆然としたている。