11/09/25 19:58:16.38 B1KrmFjT0
再生される留守番電話。
機械的な音のあと発せられる、もう聞けないであろう彼女の肉声。
私はただそれを立ち尽くしたまま聞くしかなかった。
黒子『お姉様はどうか、笑っていてくださいまし。
そして…黒子の分まで幸せになってくださいですの』
美琴「ー、くろっ…こ」
電話越しに聞こえる爆発音、何かが崩れる音、轟音。
それらはそこにいるであろう彼女の存在がもう長くはないーということを如実に表していた。
美琴「アンタ…っバカよ…」
黒子『初春や佐天さん、固法先輩達にも謝っておいてくださいな』
美琴「……っ……ろこぉ……」
黒子『あぁ、あの気ぜわしい婚后光子にも一応』
美琴「………」
黒子『あと寮の花に水をあげてくださいまし』
美琴「く、ろこ…黒子ぉっ!……」
黒子『それからわたくしの部屋の<激盗撮!真・お姉様の秘密>ってシリーズのDVD処分しておいてですの』
美琴「おいテメェ」